コスメセレクトショップ「@cosme store(アットコスメストア)」の旗艦店「@cosme TOKYO(アットコスメトーキョー)」(渋谷区神宮前1)が1月10日、原宿駅前にオープンした。経営は化粧品コミュニティーサイト「アットコスメ」を運営するアイスタイル(港区)の連結子会社「コスメネクスト」(同)。
2007(平成19)年から展開している同ブランド初の路面店で、「新体験フラッグシップショップ」と位置付ける同店。3フロア構成で、売り場面積は過去最大の約1300平方メートルとなる。フリーWi-Fi完備。ガラス張りの正面出入り口には、4月から本格稼働を予定する、SNSを使った外部へのライブ配信設備を備えた公開型スタジオ「@STUDIO」を設置している。
1階と2階は商品売り場で、取扱ブランド数も最大となる同店では、低価格「プチプラ」コスメから百貨店などで取り扱われる高級化粧品「デパコス」まで110以上のブランドをラインアップ。「オルビス」「クラランス」「SABON」「ジバンシイ」「Jo MALONE LONDON」「dyson」「トム フォードビューティ」「to/one」「NYX PROFESSIONAL MAKEUP」「ポーラ」は初の取り扱いとなる。商品の国内配送にも対応する。
店内には、過去の「ベストコスメアワード」受賞商品をディスプレーするコーナーやサイト上の週間ランキングを反映した売り場、同店での売り上げランキングコーナーなどを開設。「メンズ・ユニセックス」「美容家電」「和コスメ」など、既存店ではあまり見られないコーナーも作っている。
両フロアには、テスター専用のコーナーを設置。商品のカテゴリー別にテスターを用意するとともに、テスターの横にはサイト上での口コミ評価や商品説明を書いた手書きのPOPも添える。肌分析機能などを備える鏡「Snow Beauty Mirror」、肌測定器「ウッドランプ」なども用意する。カウンセリングが受けられる個室や、子連れ客でも利用しやすいよう、湯が出る機器も備える授乳室やおむつ替えスペース、キッズスペースも備える。
インバウンド対策として、商品のコードをスキャンすると「アットコスメ」の外国語サイト(英・韓・簡体・繁体)で商品情報が見られる「商品情報翻訳タブレット」を用意するほか、免税対応レジや外貨両替機も設置する。スタッフが持つタブレットには翻訳アプリも入っている。ブランド名やカテゴリー別で検索ができるフロアマップも日・英・韓・簡体・繁体に対応する。
3階は同ブランドのアプリユーザーが無料で利用できる「@cosmeラウンジ」。休憩や待ち合わせ時などに利用できるようセルフカフェコーナーや自由に読める雑誌を置くほか、化粧直しができるパウダースペース、酸素ボックスも用意する。同階の「@cosme lounge room」は、ブランドが期間限定でイベントなどを展開するイベントスペースとして、4月から本格稼働する予定。
営業時間は10時~21時。