年末年始の6日間、渋谷駅を含む一部区間を運休し、期間中延べ5000人が作業を行う東京メトロ銀座線・渋谷駅の線路切り替え・移設工事が順調に進んでいる。
12月27日の終電後(28日)から行われている工事は1月3日未明まで行い、工事期間中は、渋谷~表参道駅間、青山一丁目~溜池山王駅間を終日運休。表参道駅~青山一丁目駅間、溜池山王駅~浅草駅間で、それぞれ折り返し運転を行っている。
工事初日となった28日は既存線路(レール、枕木、バラスト=砂利、サードレール等)の撤去を中心に進め、一部では新駅のホームの土台となるホームの支柱や桁の設置も始まった。29日は支柱や桁の設置とともに、一部ではその上に鉄筋コンクリート製のホーム床を設置する作業にも着手。30日は、新駅のホーム床となる鉄筋コンクリートを設置する作業を行った。31日は、鉄筋コンクリート製のホーム床の上に滑り止め加工を施した床板を設置する作業を行い、ホーム床部分の完成を目指している。併せて、ホーム上端部柵や旅客案内装置等を支える柱などを設置する。
新駅舎ではホームが「相対式」から「島式」になり、ホーム幅はこれまでの約6メートルから約12メートルに広がる。旧渋谷駅は改札口が5カ所に分散していたが、新駅では2カ所に集約。1カ所は現在の降車専用改札口近くに設け、もう1カ所は線路下の明治通り沿いに新設。明治通り方面改札内にはエレベーター1基も設置する。
工事は1月3日未明まで行い、工事期間中は、渋谷~表参道駅間、青山一丁目~溜池山王駅間を終日運休。表参道駅~青山一丁目駅間、溜池山王駅~浅草駅間で、それぞれ折り返し運転を行っている。新駅舎の供用開始は3日始発を予定。