アパレル製造・販売などを手掛ける「せーの」（渋谷区猿楽町）の人気ブランド「#FR2（エフアールツー）」の新プロジェクト「#FR2希望」のポップアップストアが12月24日、「渋谷PARCO（パルコ）」（宇田川町）3階にオープンする。

第1弾は難病ALSを支援するTシャツなどを発売

　アパレルブランド「VANQUISH（ヴァンキッシュ）」をはじめ、子会社「晩喜酒（ばんきっしゅ）」で「渋谷ハチカレー」などの飲食事業も手掛ける「せーの」が2014（平成26）年に展開を始めた#FR2は、ウサギの写真家・アーティスト「#FR2（Fxxking Rabbits）」がキュレーターとなり立ち上げたというコンセプトで、国内各所をはじめアジア圏にも出店している。

　新たに立ち上げるプロジェクト第1弾は、難病ALS（筋萎縮性側索硬化症）と闘いながら啓発活動などを続けるZUKKYZこと鈴木幸治さんとタッグを組み、商品の売り上げを治療のための研究開発費などに充てる。

　限定店では、プロジェクトのロゴを前面に押し出したファサードが特徴の店内で、「ALS」と「HOPE」の文字をあしらったロゴTシャツやパーカなど、計11型を展開する。価格は、Tシャツ＝7,000円、パーカ＝1万5,000円（以上サイズ＝M・L・XL）、ステッカー＝500円、トートバッグ＝5,000円（以上税別）ほか。

アパレル会社に勤務し複数のブランドに携わり、2017（平成29）年にALSの診断を受けた鈴木さんは、プロジェクトについて「WE WILL BEAT ALS。ALSになって人生がさらに面白くなった。この活動は治すことがゴールではなく、治った先の未来の人生のため」などとコメントを寄せる。

　企画・制作に関わるコストを除く全売り上げを、ALSの治療方法を見つけるための研究開発費を集める活動「せりか基金」と、神経難病の原因を追求する実用機の開発・製作を支援する「神経難病制圧基金」に寄付する。

　営業時間は10時～21時。1月20日まで。