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Bunkamuraザ・ミュージアムでリヒテンシュタイン侯爵家のコレクション展

リヒテンシュタイン侯爵家の肖像画などが並ぶ第1章

リヒテンシュタイン侯爵家の肖像画などが並ぶ第1章

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 渋谷・Bunkamura「ザ・ミュージアム」(渋谷区道玄坂2)で開催されているリヒテンシュタイン侯爵家のコレクションを紹介する企画展「ヨーロッパの宝石箱リヒテンシュタイン 侯爵家の至宝展」が、間もなく終了する。

花を描いた絵画や磁器が並ぶエリア

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 Bunkamuraの開館30年とリヒテンシュタイン公国の建国300年を記念した同展。1719年に建国したリヒテンシュタインは、「世界で唯一」侯爵家(君主)の家名が国名になっているヨーロッパの小さな国。同展では、リヒテンシュタイン侯爵家が14世紀ごろから収集してきた(と考えられている)約3万点の中から約130点を紹介する。

 第1章「リヒテンシュタイン侯爵家の歴史他貴族の生活」では、ウィーンの離宮に展示されている「金の馬車」を作らせたヨーゼフ・ヴェンツェル1世、ベートーベンの肖像画を描いたことで知られるヨーゼフ・カール・シュティーラーが手掛けた肖像画など侯爵家の人々の肖像画に加え、貴族の暮らしを描いた作品が並ぶ。

 第2章、第3章では、侯爵家のコレクションの中心となる宗教画や神話画に加え、実際の出来事を「象徴的に」描いた歴史画を展示。第4章・5章は「収集目的として一番高価な代物」という磁器を中心としたエリア。リヒテンシュタイン家の庇護(ひご)を受けながら発展したというウィーンの磁器工房で造られた磁器、金属装飾が付けられた古伊万里の蓋物など、ヨーロッパで手が加えられた日本や中国の磁器が見られる。

 最終章は、ピンクと白のバラを中心に描いた磁器の花瓶などを描いた「時季の花瓶の花、燭台(しょくだい)、銀器」、全て異なる絵柄で雪割草を描いた12客のティーカップ、スフィンクス3頭が脚になっている砂糖入れなどのティーセットなど、花を描いた作品が並ぶエリア。同エリアのみ撮影できる。

 音声ガイド(550円)は俳優・小泉孝太郎さんが務めている。開館時間は10時~18時(金曜・土曜は21時まで、入館は閉館30分前まで)。入館料は、一般=1,600円、大・高校生=1,000円、中学・小学生=700円ほか。12月26日まで。

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