建て替え中の「渋谷パルコ」(渋谷区宇田川町)の仮囲いに掲出されていた人気漫画「AKIRA」のコラージュ作品が、AR(仮想現実)で見られる企画が12月13日に始まった。
2016(平成28)年8月に一時閉店し、建て替え工事が行われた渋谷パルコが再び開業したのは、今年11月22日。パルコ(神泉町)は工事期間中の2017(平成29)年5月~今年7月、街のにぎわいを創出するエリアマネジメントの一環として建て替え工事中の仮囲いをアートウオールに見立て、コラージュアーティストの河村康輔さんとコラボレーションした大友克洋さん作「AKIRA」のアート作品を掲出していた。
今回、XR(ARやVRの総称)を活用したアートイベント「INVISIBLE ART IN PUBLIC」を渋谷の街なかで展開している「渋谷エンタメテック推進プロジェクト」(KDDI、渋谷区観光協会、一般社団法人渋谷未来デザイン)らの技術協力を得て、かつて展開していたアート作品をデジタルアート化した。
デジタル化したのは2月~7月に掲出されていた「ダイナミズムさやたくさんの物語が重なり合っていること」(河村さん)を込めた第3弾の作品。同館の店頭に用意するQRコードをスマートフォンやタブレットで読み取ると作品を見ることができる。
開催時間は17時~21時。体験無料(アプリ「STYLY」のダウンロードが必要)。今月16日まで。荒天の場合中止の可能性有り。