渋谷駅周辺で大みそかの夜から元日の早朝にかけ、今年もカウントダウンイベントが行われることが明らかになった。主催は、区や渋谷区商店会連合会、渋谷駅前エリアマネジメント協議会で構成する「渋谷カウントダウン実行委員会」。
ハロウィーンにはイベントを行っていないにもかかわらず多くの人たちが集まり、治安の悪化も問題になっている渋谷駅周辺。年末年始も大勢の人が集まり、警視庁が駅周辺を「重点整理区域」と定め歩行者の侵入を禁止していたが、2016(平成28)年にそれを逆手に取り、スクランブル交差点など駅周辺を交通規制して行うカウントダウンイベントを初開催した。
昨年末から今年にかけて行われたカウントダウンでは、スクランブル交差点周辺のビジョンを連動させカウントダウンを行ったほか、人気ゲーム「スーパーマリオ」のマリオと渋谷のシンボルとして知られるハチ(忠犬ハチ公像)がコラボしたアニメのプロジェクションマッピング、テクノポップユニット「Perfume」のライブ中継などの企画も展開。約12万人(主催者発表)が来街し、外国人観光客の姿も目立った。
今年で4回目を迎えるイベントは、区の基本構想で掲げる区の未来像「ちがいを ちからに 変える街。渋谷区」に合わせ、「YOU MAKE SHIBUYA COUNTDOWN」と銘打つ。内閣官房が推進する日本文化の発信や2020年以降を見据えたレガシー創出を図る文化プログラム「beyond2020 プログラム」の認証企画となる。
駅周辺は一部歩行者専用道路となる予定で、当日の交通規制や実施内容は改めて発表する。