渋谷公園通りや代々木公園ケヤキ並木をイルミネーションで彩る「青の洞窟SHIBUYA」が11月29日から始まる。

点灯式に参加した木村文乃さん

　協賛する日清フーズ（千代田区）のイタリアン商品シリーズ「青の洞窟」のプロモーション企画として、2014（平成26）年に初めて目黒川沿いで実施し話題を集めた同イルミネーション。2016（平成28）年から渋谷に場所を移し、同所での点灯は今年で4年連続となる。昨年は約280万人（主催者発表）が来場したという。

　期間中、西武渋谷店（宇田川町）前付近から代々木公園ケヤキ並木までの約800メートルに約60万個の青色LED電球を装飾した。ケヤキ並木約300メートルの路面には「ミラーマット」を敷き、LEDの光を反射させることで洞窟のような雰囲気を演出する。今年は体験型アトラクション「FORTUNE BELLS」を初導入。ケヤキ並木に特設するステージ上に「富の鐘」「知の鐘」「愛の鐘」と名前を付けた鐘を設置し、ステージ上に用意するひも4本のいずれかを引くと、3つの内の1つの鐘が鳴る。

　代々木公園内の売店は「青の洞窟Blue Parks」として12月31日まで営業する。日清フーズの冷凍パスタ「青の洞窟ボロネーゼ」（460円）、ブルーキュラソーシロップで着色した青色のホットレモネード（800円）、バタフライピーを使うタピオカミルクティー（500円）などを販売する。

　期間中、パラスポーツの写真展示（12月7日～31日）、ハーバリウム作りワークショップ（12月21日・22日、参加費は500円～）も行う。

　28日に行われた点灯式には、女優の木村文乃さんが参加。「今日は全国的に初雪が観測されたので、渋谷にもいち早くホワイトクリスマスの予感を連れてきた」と白色のドレス姿で登場した。木村さんをはじめ、渋谷公園通商店街振興組合の小松原一雄理事長、長谷部兼渋谷区長らがステージ上でひもを引っ張ると、鐘の音が鳴り響きケヤキ並木が青色に染まった。

　木村さんは「すっごくきれいで幻想的。まるで天国に来たような…」と感嘆の表情を浮かべ、「今年はとても寒い冬になりそうだが、渋谷にとても暖かくなれるパワースポットのような場所ができた。皆さん暖まりに来てください」と呼び掛けた。

　開催期間は11月29日～来年1月14日（代々木公園内は12月31日まで）。点灯時間は17時～22時（12月31日は翌5時までの予定）。