再開発が進む渋谷駅周辺で現在、「渋谷ウィンターイルミネーション2019-2020コレクションズ」が開催されている。
渋谷スクランブルスクエアや渋谷駅東口地下広場、渋谷パルコ、渋谷フクラスがオープンし「一つの節目」を迎えるに当たり、商店街や行政、事業者らが連携し取り組む「まちびらき」の連携イベント。
渋谷スクランブルスクエアは、館内のイベントスペースに米アーティスト集団「ポエティック・キネティクス」が手掛けた「雲」をイメージしたインスタレーション「NEO CLOUD」を展示。渋谷フクラスは施設内に入居する東急プラザがオープンする12月5日にライトアップを始める。
渋谷ヒカリエは2階に「ヒカリのチェア」を設置。来街者が椅子に座るとクリスタルを装飾した空間がさまざまな色に変化するインタラクティブな仕掛けを用意する。同館と渋谷駅をつなぐ跨道橋には初めてイルミネーションを装飾した。渋谷ストリームは稲荷広場のシンボルツリーをライトアップすると共に大階段にステージやディスプレーを設置し、来街者の動きに合わせてディスプレーの映像やヒカリの演出が変わるようにした。渋谷ストリームと渋谷ブリッジをつなぐ遊歩道「渋谷リバーストリート」は1本がLED300球の「つららライト」103本で装飾している。
街中では、ハチ公前広場を中心に宮益坂、11年ぶりのイルミネーションとなる道玄坂にかけてLED電球約28万5000球でライトアップしているほか、飲食店が集積する渋谷中央街は街路灯に青色のLEDをつり下げた。桜並木で知られる桜丘町「さくら坂」は桜の色であるピンクのイルミネーションを展開する。
このほか、「渋谷」の文字かたどったイルミネーションオブジェなどを設置する渋谷マークシティ、明けるのが惜しい夜を意味する「可惜夜(あたらよ)」をコンセプトにしたイルミネーションを展開する「セルリアンタワー東急ホテル」、店頭に高さ約11メートルのツリーを設置する東急本店なども会場となっている。
点灯時間・期間は場所により異なる。