「ポケットモンスター(ポケモン)」の関連商品を販売するオフィシャルショップ「ポケモンセンターシブヤ」が、11月22日に開業する渋谷パルコ(渋谷区宇田川町)がオープンする。運営はポケモン(港区)。
国内4店目となるポケモンセンター。駅を中心とした大規模な再開発が行われている渋谷で、アートや音楽など「カルチャーの発信地」であり、近年IT企業が再び集積していること、国内外からの来街が多い観光地であることなどから「多様な魅力」があると判断し、「新しいチャレンジをする店舗」と位置付ける。
店舗面積は133坪。既存のポケモンセンターは白が多い中、黒を基調にし、ピカチュウではなく、ミュウツーやミュウをアイコニックに使う。店頭には、コンピューター制御でロボットを動かす技術「アニマトロニクス」を取り入れた高さ2メートルのミュウツーを設置。円柱のガラスの中で眠っているような姿で、背面のLEDディスプレーにはミュウの姿も見える。
店内には、「ポケットモンスター ソード・シールド」で登場する「ロトミ」のAI(人工知能)を活用した筐体(きょうたい)を設置。来店客が前を通るとセンサーで感知し、音声や映像でインタラクティブにコミュニケーションを取る。誕生月の来店客に進呈する「バースデークラウン」を着用した来店客が通ると誕生日を祝福するメッセージや映像が流れ、今後アップデートされていくという。
同店オープンを記念し、日本人グラフィティーアーティストNumber-Dさんとコラボしたグッズを製作。グラフィティーを総柄にしたピカチュウのぬいぐるみ(1,980円)やハイブリッドガラスケース(3,168円)などを同店限定で販売する。スワロフスキー・クリスタルを使ったシリーズ「CRYSTAL STONE」も限定展開。ピカチュウの顔(1万円)などをかたどったバッグチャーム、前面にクリスタルをあしらい中央にモンスターボールをデザインしたiPhoneケース(3万円)などをラインアップする。
同フロアに出店する任天堂の国内初となる直営オフィシャルショップ「Nintendo TOKYO(ニンテンドートウキョウ)」ともコラボ。ポケモンのゲームボーイ版画面のドット絵でマリオやクッパ、土管などスーパーマリオの世界観を表現しデザインした、ステッカーセット(715円)、ハンドタオル(660円)、トートバッグ(3,300円)などを展開する。
「新たな体験価値の提供」を目指す同店では、来春には「新たな買い物体験」の導入を予定。ショールーミングや商品のデザインカスタマイズなどを視野に入れる。
営業時間は10時~21時。