JR東日本は、改良工事を進める原宿駅の新駅舎と新ホームを2020年3月21日の初電から供用する発表した。
2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向け、原宿駅では混雑緩和や利便性・快適性向上のため、現在、ホームの2面化や改札増設などの改良工事が進む。新駅舎は線路とホーム上に2層の新駅舎を新設し、駅舎には駅業務施設とコンビニエンスストア(1階)、カフェ(2階)が入る。
コンコースは約3倍、トイレは約2倍、改札は2通路にそれぞれ拡張・増設するほか、出入り口は表参道方面と明治神宮方面の2方向に設置。24人乗りエレベーターも、新ホームと各出入り口に計3基増設する。山手線外回り専用となる新ホームとホームドアも同日、供用を始める。
現駅舎は、オリパラ終了後に解体し、防火地域の基準に適した材料を用い、現在の意匠を再現して建て替える予定。
明治神宮の参詣客増加への対策として活用してきた山手線外回り側の臨時ホームは昨年同様、工事に伴い使用を取りやめ、臨時改札と工事中のホームの間に降車専用の仮設通路を設け、利用客を誘導する。新駅舎には明治神宮方面出入り口を整備するため、臨時改札の設置は今回が最後になるという。臨時改札の利用期間は12月31日23時~1月1日17時、1月2日~5日の各日10時~17時。