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サンロッカーズ渋谷、ディフェンスに課題も新潟に勝利 4連勝で首位キープ

第2クオーターで逆転の3ポイントシュートを決めるなどチームを引っ張った山内盛久選手(左)

第2クオーターで逆転の3ポイントシュートを決めるなどチームを引っ張った山内盛久選手(左)

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 Bリーグ・サンロッカーズ渋谷(以下、SR渋谷)が11月9日、青山学院記念館(渋谷区渋谷4)で新潟アルビレックスBB(以下、新潟)と戦い、83-72で勝利し4連勝を飾った。観客数は2328人。

3ポイントシュートを2本決めた関野剛平選手

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 前節のアウェー戦を連勝で収めホームに戻ってきたSR渋谷。伊佐勉ヘッドコーチ(HC)や選手たちが「相手のペースに合わせてしまった」と口をそろえた試合の出だし。ターンオーバーが目立ったほか、3ポイント(P)シュートもことごとく嫌われ、17-19とビハインドを追う。その中でも、前節「足のけがで試合に出られなかった中、精神的に準備することができた」というセバスチャン・サイズ選手がしっかりと得点を決め、「皆の気持ちも高まると思うので狙っている」というブロックショット(シュートブロック)も見せチームを盛り立てていく。

 第2クオーター(Q)も追う展開が続き、この日最大となる8点差を付けられた場面で、「ファウルをしてでも」とアグレッシブにディフェンス(DF)でプレッシャーをかけたのは山内盛久選手。新潟のパスをカットしチャンスを作ったほか、逆転となる3Pも決めチームを引っ張った。

 第3Qには、SR渋谷のDFのキーマンとなっている関野剛平選手が前線から新潟のポイントガードにプレッシャーをかけたほか、同Qだけで3本のスチール(攻撃中の相手からボールを奪うプレー)を奪った。最終Qには新潟のディフェンスがスクリーンに対しアンダーを通っているのを2回見て「さすが打ってやろう」と強気でシュートを放ち、この日2本目の3Pを決めた。一方で、フリーのレイアップを外してしまう場面も見られた。「ブロックが来るかなと見ていたらゴール下で、打ったが外れてしまった。今日は勝ったが、ああいうところで決めないと勝てない」と苦笑いした。

 ペースをつかんだSR渋谷は最終Qで最大21点の差を付けるも、最終的には9点差まで詰められた。山内選手は「そこがまだ足りないところ」と課題に挙げ、ベンドラメ礼生選手も「20点離せても30点にのせられる力が、意識的にも足りていない。勝つときは徹底敵にたたくつもりで勝ちにいきたい」と話した。

 伊佐HCも「どこかでDFが甘くなって、得点を決められて点差を詰められて、新潟が元気出してきての繰り返し。引き離せる所を自分たちのエラーで踏みとどまられたのかな」と見る。オフの間に強化したDF力を見せられているが、「遂行レベルを上げていこうという段階。エラーがあるので、もうちょっと埋めたい」と話した。

 今節のゲームプログラムには、選手たちの子どもの頃の写真が掲載されている。サイズ選手は「よく覚えていないけれど、生後何カ月かくらい」で、山内選手は「4・5歳くらい。自分で持っていなくて、妻に送ってもらった」と言う。「2・3歳頃」の写真を両親に送ってもらったベンドラメ選手は「ブラジルに行った時の写真で、バナナしか食べられなかった」というエピソードも。関野選手は「何歳かは分からない」と言うが、「自分で言うのもなんだが、おむつのCMに出られるくらいかわいかった。昔の写真はかわいくないやつがないくらい」と笑った。

 両チームは10日も同所で戦う。スターティングメンバーとして出場している関野選手は「僕や礼生が得点のキーマンや動く選手に付くので、1つでも2つでもストップできれば、ちょっとずつ差が開いて、最終的に大きな差になってくると思うので、最初からガッツリ入ってトーンをセットしたい」と意気込んだ。

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