夜の渋谷でバスケットボールを楽しむ「WHITE NIGHT PLAYGROUND」が11月8日、渋谷キャスト(渋谷区渋谷2)の広場で始まった。
一般社団法人渋谷未来デザイン、渋谷区観光協会が主催する、夜の経済振興・文化振興に向けカンファレンスやイベントなどを展開する「WHITE NIGHT WEEK SHIBUYA」の一環。バスケットボールメディア「FLY Basketball Culture Magazine」監修の下行う今回は、バスケットボールを「観戦型スポーツのナイトタイムエコノミー」として捉え新たな集客を狙う。
東京オリンピックの新種目としても知られる3人制バスケ3x3(スリー・エックス・スリー)をはじめ、3対3のバスケは、渋谷のように開けた場所が少ない都心部でもプレーできる「都市型のスポーツ」。加えて、渋谷には1964(昭和39)年の東京五輪でバスケットボール競技会場として建設された国立代々木競技場第二体育館(神南2)や渋谷センター街に「バスケットボールストリート」があること、Bリーグ「サンロッカーズ渋谷」、3x3「TOKYO DIME」といったチームが拠点にしているなど「親和性が高い」と判断した。
広場には、3x3のコートよりも狭い、約10メートル×約11メートルのコートを設置。3x3のコートよりも狭い広さで、3ポイントシュート(3人制の場合は2ポイント)ラインはトップの部分のみになっているが、「変形してもできるのも都市型なのでは」と判断した。コートを囲うように鑑賞者用の客席を用意している。
初日のこの日は、会社員など働いている人たちが参加し、平日夜に行われる女性限定の5人制バスケのリーグ「Tokyo Weekdays Basketball League」の6チームが試合を行った。バスケットボールファンの人をはじめ、仕事終わりと思われる人、学生、外国人観光客などが足を止めて観戦していた。
2日目は、2005(平成17)年~ 2010(平成22)年に開催されていたストリートボールリーグ「LEGEND」が一夜限りに復活。最終日となる3日目は、3x3の女子トップリーグ「3W(トリプルダブル)」のエキシビションマッチを予定する。「ナイトタイムエコノミーを考えた時に男性の活動が多いので、女性にも安心・安全な街でこういう取り組みができる」(渋谷未来デザインの事務局次長長田新子さん)ことを伝えるため、女性の試合を多くした。
開催時間は19時~21時。観覧無料。今月10日まで。