書籍「ハリー・ポッターと賢者の石」出版20周年を記念した期間限定ショップ「魔法ワールドフェア」が10月31日、　渋谷ヒカリエ（渋谷区渋谷2）内の商業施設「ShinQs（シンクス）」に期間限定オープンした。

オープニングイベントに登場した小関裕太さん

　英小説家J・K・ローリングさんが手掛ける「ハリー・ポッター」「ファンタスティック・ビースト」のグッズを扱う。ハリー・ポッターに登場する「百味ビーンズ」（324円）、リリー・ポッターとセブルス・スネイプの思い出の場所をモチーフにしたエコバッグ（880円）、ヘドウィグのスタチュー（1万2,100円）、ファンタスティック・ビーストのキャラクターが使う魔法の杖（4,170円）、作中に登場する米魔法議会「ＭACUSＡ」のバッジ（1,078円）、ニフラーのぬいぐるみ（8,690円）など、雑貨やコレクションアイテムなどを扱う。

　魔法薬学の教科書をモチーフにしたパスポートケース（2,200円）、作品のイラストを使ったデザインのピンズ（660円）、スネイプがモデルの2020年カレンダー（2,530円）など先行発売商品もそろう。

　店頭には、ハリー・ポッターシリーズの翻訳を手掛けた松岡佑子さんが翻訳のために読んだ「賢者の石」の原作も展示。中にはローリングさんのサインが書かれているほか、至る所に付箋が付けられ、読み込まれていることが見て取れる。

　同日行われたオープニングイベントには、作品の「大ファン」である俳優・小関裕太さんが、グリフィンドールのローブとマフラーに加え、私物であるハリー・ポッターの杖を手に、首からは作中でレギュラス・ブラックが用意した偽物のスリザリンのロケット下げて登場。「せっかく写真などを撮ってもらっているので、特別なものを…」と、中に入っている手紙も見せながら得意気に紹介。小学3年の時に授業で作ったという、ヘドウィグやポッター、ダンブルドアなどのイラストを描いた冊子も持参した。

　小関さんがハリー・ポッターに出合ったのは幼稚園の頃、「賢者の石」の映画。映画館では11回同作を見たと言い、「すごく失礼だが、ストーリーを全部理解して、せりふもほぼ覚えているから、『この後○○だよ』っていうのを周りのお客さんに聞こえるように言っている悪いガキんちょだった」という思い出も。

　「僕の中でハリー・ポッターが無い世界は無い」という小関さん。「『賢者の石』が僕の考え方のベースになっている。『ファンタジックな少年だね』とよく言われていたのが印象に残っているし、ハリー・ポッターの世界観のような服が好きだったり、イギリスのものに憧れたり、根本になっている」と話した。

　営業時間は10時～21時。11月20日まで。