ハロウィーン期間に伴い、ディスカウントストア「MEGAドン・キホーテ渋谷本店」(渋谷区宇田川町)では10月31日のハロウィーン当日と直前の週末となる10月26日の夜間から未明にかけて、酒類全品の販売を自粛する。
渋谷区は、一部の来街者らによる犯罪・迷惑行為などが問題になっているハロウィーン期間などに限り、路上での飲酒などを禁じる条例を6月20日に施行。ハロウィーン当日と直前の週末を対象に、規則で定める区域内の道路、公園、広場などの公共の場所での飲酒を禁じ、周辺のコンビニなどに対しても酒類全般を販売しないよう要請している。
これを受け、同店では26日と31日の18時から翌5時まで酒類全品の販売を自粛。対象時間帯には、2階にある酒類のコーナーを全て封鎖し立ち入りできなくするほか、販売自粛の理由を書いた掲出物などで来店客に周知を図る。運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)広報によると「昨年は酒の中でも冷えた瓶類の販売を自粛したが、酒類全般の販売自粛は今回が初めて」という。
同時に、「マナーを守るクリーンなハロウィーン」実現に向け、同店でのコスチューム購入客を対象に、7階(男性用)、8階(女性)にフィッティングルームを開設(26日・30日=17時~23時、31日=15時~24時)。店頭には可燃・不燃・ビン・缶・ペットボトルごとに分別できるゴミ箱を設置するほか、使い終わって不要となった衣装の回収ボックスも設ける。
ゴミ問題については、PPIHグループ従業員が期間中、店周辺の清掃活動を行うほか、
31日25時から店頭でトングとごみ袋を無料配布(無くなり次第終了)。フリマアプリ「ラクマ」と協力し、仮装グッズを回収するリユースボックスも設置する。
駅周辺ではハロウィーン期間中、コンビニ大手各社も酒類全般の販売を自粛する方針で、ローソン広報は「最終的には加盟店の判断に委ねる」としている。