渋谷駅周辺で10月10日に開幕する「第12回 渋谷ファッションウイーク(以下SFW)」に先立ち8日、渋谷金王八幡宮(渋谷区渋谷3)で成功祈願が行われた。
SFWは、2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、ファッションを通じて渋谷を「国際文化観光都市」にすることを目指して2014(平成26)年3月に初開催。「多様なファッションを生み出してきた渋谷らしさ」という思いを込めた「MADE IN SHIBUYA」をテーマに展開している。今月14日に渋谷ヒカリエ(渋谷2)などで始まる「Rakuten Fashion Week TOKYO 2020S/S」に合わせて開く。
参加するのは、SHIBUYA109(道玄坂2)、東急百貨店東横店、渋谷キャスト(以上渋谷2)、渋谷マークシティ(道玄坂1)、渋谷モディ(神南1)、西武渋谷店(宇田川町)など。各施設では期間中、施設内のテナントを入れ替えたり期間限定店舗を出店したりする。
今月20日には文化村通りを交通規制し、路上でファッションショーを行う。若手デザイナーが展開するブランドが参加する「SHIBUYA FIRST STEP」では、レースやチュール素材を基調に異素材とミックスしたスタイルを提案する「ADDICT NOIR(アディクトノアー)」がショーを行うほか、参加施設に出店するブランドのショップ店員がランウェーを歩く「渋谷スタイル」を展開。
今回は、同イベントのアンバサダーに女優の松岡茉優さんが就任。松岡さんが出演する映画「蜜蜂と遠雷」とコラボレーションし、オーケストラが演奏する中、松岡さんがランウェーを歩く予定。
成功祈願には大西賢治実行委員長や事務局スタッフらが参加。大西さんは「この秋には渋谷スクランブルスクエアなど大型の商業施設のオープンも控えているので、前座のようなイベントになっていければ」と意欲を見せ、「渋谷は何をやっても目立つが、いろいろなところを見てもらえれば『こういう切り口があるんだ』と思ってもらえる。気軽に会話で国際交流もしながら街を楽しんでいただければ」と呼び掛ける。「ラグビーに負けないよう便乗して頑張りたい」とも。
SFWは今月20日まで。