米グーグルの日本法人「グーグル合同会社」は10月18日、渋谷駅東口の複合施設「渋谷ストリーム」(渋谷区渋谷3)に新オフィスを開設する。同社はこれまで、年内をめどに渋谷ストリームのオフィス階層に移転するとしており、移転に先駆け施設最上階付近の外壁では8月中旬から「Google」のロゴの取り付け工事を進め、9月に完成していた。
新オフィス開設を知らせるイメージビジュアル=グーグル日本法人、渋谷ストリームに今月移転
2018(平成30)年9月に開業した渋谷ストリームは、35階・地下4階、高さ約180メートルの高層ビルで、グーグルは地上14階~35階のオフィスエリア(約1万4000坪)を一括して借り上げる。新オフィスは現在の社員数(1300人)の2倍以上を収容でき、現オフィスがある六本木ヒルズ森タワー(港区)からの移転となる。
オフィスの一部には、日本国内のスタートアップを支援する新拠点「Google for Startups Campus」を開設し、2020年初頭にもプログラムを始める予定。ロンドン、マドリード、サンパウロ、ソウル、テルアビブ、ワルシャワに次ぐ世界7番目の拠点で、多様なスタートアップを支援し、ビジネスを成功に導くためのプログラムを用意する。
渋谷ストリーム近くの渋谷川沿いには、傘下の動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」の直営スタジオ「YouTube Space Tokyo」も、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催前に六本木ヒルズから移転する予定で、スタジオでは動画制作などの創作活動を支援していく予定。