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渋谷パルコに飲食37店 すしや焼き肉などインバウンド対策も

建築家・藤本壮介さんが環境デザインを手掛ける地下1階「カオスキッチン」の共用部イメージ

建築家・藤本壮介さんが環境デザインを手掛ける地下1階「カオスキッチン」の共用部イメージ

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 11月22日に再オープンする「渋谷PARCO(パルコ)」(渋谷区宇田川町)に、飲食店37店が出店する。

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 商業施設における食空間の価値が年々高まりを見せる中、飲食にも注力する渋谷パルコ。約180店のテナントが出店する中、飲食は地下1階「CHAOS KITCHEN(カオスキッチン)」、地上7階「RESTAURANT SEVEN(レストランセブン)」の2フロアで展開するほか、1階と4階、5階、6階にも飲食テナントを配する。

 地下1階は「食・音楽・カルチャー」をコンセプトに、飲食店のほかレコードショップや占いコーナーなどを併設する。環境デザインは建築家の藤本壮介さんが担当し、天井や床に鏡面素材を使うことでショップのファサードが映り込む「カオスな空間」に仕上げる。出店するのは、フィッシュバーガー「deli fu cious(デリファシャス)」、福岡発ハンバーグ店「極味や」、吉祥寺から移転するミュージックカフェ&バー「QUATTRO LABO」、渋谷・美竹通りから移転するカフェ「ON THE CORNER Shibuya」など21店。

 代官山のビストロ「Ata」の新業態で「渋谷系ビストロ」をテーマに、グラタンやピザ、テークアウトの混ぜ麺などを提供する「Ata’s(アタズ)」、「韓国家庭料理 妻家房」がプロデュースする韓国ビストロカフェ「nyam2(ニャムニャム)」、創業70年を迎えたすし店「寿し常(すしつね)」が手掛ける回転ずし店「廻り寿し(まわりずし)渋谷寿し常」、和食ベースのジビエ料理や昆虫を使った料理を提供する「米とサーカス」、英国風パブ「HUB」「82(エイティトゥ)」のコラボ店「HUB+82(ハブ+エイティトウ)」、AR(拡張現実)を取り入れたパフェなどのスイーツを提供する「Tyffonium Cafe(ティフォニウム・カフェ)」などの新業態店も多数ラインアップする。

 7階はインバウンド需要も見込んだ飲食店を集積する。出店するのは、回転ずし店「金沢まいもん寿司(ずし)」、焼き肉店「渋谷焼肉 KINTAN」、ラーメン店「中華そば専門 田中そば店」、福岡発「博多天ぷらたかお」、北海道に本店を構えるジンギスカン店「松尾ジンギスカン」、イタリアン「goo ITALIANO(グーイタリアーノ)」、ファラフェルサンドイッチを中心にケーキなどもそろえるビーガン料理専門店「FALAFEL BROTHERS(ファラフェルブラザーズ)」の7店舗。

 1階には、仏サッカーリーグ「リーグアン」に所蔵するパリサンジェルマンの世界初公式カフェ「PARIS SAINT-GERMAIN CAFE(パリサンジェルマンカフェ)」、ファッションアイテムを扱いつつ21時~23時にはバーとして営業する「HUMAN MADE」、不定期で夜にワインバーを営業する生花店「The little shop of flowers」、美術誌「美術手帖(てちょう)」初の実店舗でカフェ・ギャラリー・ショップを兼ねる「OILby 美術手帖」、1980~90年代に六本木で営業していたレコードショップ「WAVE」、ギャラリー「ROCKET」がフードカルチャーの提案を図るポップアップスペース「COMMINGSOON」など8店が軒を連ねる。

 このほか、4階=シェフ森枝幹さんが新たに手掛けるタイ料理店「chompoo(チョンプー)」、5階=コーヒーショップ「STARBUCKS COFFE」、6階=オールナイトイベントも予定するeスポーツを中心としたパブリックビューイングカフェ&バー「GG Shibuya mobile esports cafe&bar」、「カルチャーダイバーシティー」をテーマにさまざまなジャンルのコンテンツとコラボレーションする「TOKYO PARADE goods&cafe」が出店する。

 旧渋谷パルコ・パート1、パート3跡と周辺街区を含む再開発事業として建て替える新生「渋谷パルコ」。地下3階~地上19階で、延べ床面積は約6万4000平方メートル。商業フロアは地下1階~地上9階、10階の一部が商業空間、9階は育成施設・クリエーティブスタジオなど、10階の一部と12階~18階はオフィス空間となる。

 飲食店の営業時間は11時~23時30分(一部異なる)。

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