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新生・渋谷パルコに「AKIRA」巨大コラージュ作品 仮囲いアートを「再発掘」

計50メートルにわたり描かれてきたアートウオール(2019年7月撮影)

計50メートルにわたり描かれてきたアートウオール(2019年7月撮影)

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 11月22日に開業する「渋谷PARCO(パルコ)」(渋谷区宇田川町)のオープニング企画として、建て替え期間中に大友克洋さんの人気作品「AKIRA」の世界観を表現した仮囲いのアートウオールが、巨大なコラージュ作品として再度展示されることが明らかになった。

公開されたフライヤービジュアル

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 2016(平成30)年に建て替えのため一時閉店し、「新生」渋谷パルコとして渋谷公園通りに復活する同施設には、直営のアート・カルチャー発信スペースとして4階に「PARCO MUSEUM TOKYO」、地下1階に「GALLERY X」(現在のスペイン坂から移転)を開設。パルコが9月19日、両ギャラリーで開くオープニング企画「AKIRA ART OF WALL Katsuhiro Otomo × Kosuke Kawamura AKIRA ART EXHIBITION」として発表した。空間演出・グラフィックデザインは、人気アートディレクターYOSHIROTTEN(ヨシロットン)さん率いるクリエーティブチーム「YAR」が手掛ける。

 PARCO MUSEUM TOKYOでは、建て替え期間中の仮囲いに計50メートルにわたり描かれてきた「ART WALL(アートウオール)」作品を工事現場から「再発掘」し、巨大コラージュ作品として展示。併せて原画やポスターを展示するほか、会場ではAKIRAの作中に登場するオブジェをリアルに再現するという。

 GALLERY Xでは、巨大立体物を展示するインスタレーションを展開。作品をデザインした展覧会記念商品や、Tシャツやフーディなどアパレルブランドとのコラボ商品も販売する。

 街のにぎわいを創出するエリアマネジメントの一環として仮囲いで展開してきたアートウオールは、最初のティザービジュアルを2017(平成29)5月に掲出。渋谷パルコ再オープンの時期とも重なる2019年の「ネオ東京」を舞台に描く「AKIRA」のイラストを起用し、それまでも大友さんと共同制作を行ってきたコラージュアーティスト河村康輔さんとコラボレーション。

 同年10月には、正式な第1弾作品として、ペンギン通り沿い(横30メートル×縦2メートル)、公園通り沿い・左手(同約4.2メートル×同約1.8メートル)、公園通り沿い・中央(同約10.6メートル×同約1.2メートル)、公園通り・右側(同5メートル×同約1.2メートル)と、計50メートルにわたり巨大なビジュアルが出現し、今年7月に撤去されるまで3弾にわたりAKIRAの世界観が描かれてきた。

 開催時間と期間は、PARCO MUSEUM TOKYO=10時~21時(最終日は18時閉場、入場は各日閉場の30分前まで)・12月16日まで、GALLERY X=11時~21時(最終日は18時閉場、)・12月8日まで。入場料は、一般=1,000円、高校生以下=800円、未就学児無料(詳細は追って公開)。

 「唯一無二」の次世代型商業施設を目指す渋谷パルコには、地下1階~10階(一部を除く)に、「ファッション」「アート&カルチャー」「エンターテインメント」「フード」「テクノロジー」を軸に構成する約180のショップがオープンする。

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