仏デザイナー、ジャンポール・ゴルチエさんのコレクションピースなどを展示する企画展「EXPANDING FASHION by JEAN PAUL GAULTIER」が9月14日から、代官山の複合施設「KASHIYAMA DAIKANYAMA(カシヤマ ダイカンヤマ)」(渋谷区代官山町、TEL 03-5784-1287)で開かれる。
前衛的・挑戦的なコレクションを発表し続け「時代の寵児」「アバンギャルドの騎手」などの呼び名でも知られるゴルチエさんは、1952年パリ郊外で生まれ、1970年、18歳の誕生日に「ピエール・カルダン」でキャリアをスタート。1976年には自身初のショーをパリで開き、若手デザイナーとして頭角を現した。プレタポルテコレクションに区切りを打ちオートクチュールに注力する現在もファッションシーンをけん引する。2018年にはその半生を歌とダンス、ファッションで表現したミュージカル「Fashion Freak Show」がパリで上演され話題を呼び、来年にはワールドツアーを控える。
ゴルチエさんのファッションへの情熱を「体感」できる大規模企画となる同展は、1970年代後半からゴルチエさんをパリのブティック「バスストップ」の専属デザイナーに起用し、1981(昭和56)年にライセンス契約を締結するなど長年手を携えてきた縁から、4月にオンワードホールディングスが代官山にオープンした同施設を会場に開く。
1階ギャラリーでは、「GAULTIER PARIS(ゴルチエ パリ)」のオートクチュールコレクションの中から13体を展示するほか、ステージではミュージカルの特別編集版を日本初上映。地下1階のカフェは、ゴルチエさんの代名詞ともされるブルーストライプで空間を彩り、限定スイーツを提供。カフェの一角には、ゴルチエさんと親交の深い仏ファッションフォトグラファー・映像ディレクターのジャン・バプティスト・モンディーノさんの作品を展示する。
オンワードグループの「Jean Paul GAULTIER」アーカイブから16型をリプロダクションし限定販売する2~3階マーケットでは、同展開催を記念したクッションとオリジナルトートバッグも数量限定で販売する。
開催時間は11時~20時。入場無料。10月13日まで。