渋谷駅直上の超高層複合施設「渋谷スクランブルスクエア」(東棟)のショップ&レストランフロアに出店する一部テナントの商品が9月9日、先行公開された。
渋谷駅の直上に3棟を建設する大規模プロジェクト「渋谷スクランブルスクエア」の第1期として旧東横線渋谷駅跡に位置する「東棟」は、渋谷エリア最高となる高さ約230メートル、地上47階・地下7階の超高層ビル。ショップ&レストランは地下2階~地上14階にわたり212店が出店する。
急百貨店が運営する「TOKYU Foodshow EDGE(東急フードショーエッジ)」(地下2階~地上1階)には、吉田守秀さんが手掛けるパリのパティスリー「MORI YOSHIDA」をはじめ、ビーガンのロコモコプレート(843円)やスムージーなどを提供するハワイ発「ピースカフェ ハワイ」のデリ専門店、キノコ(380円)やハリネズミ(400円)、パンダ(380円)型の点心などを提供する台湾発創作レストラン「参和院(さんわいん)」のテークアウト専門店などが日本初出店。「伝統と革新」をコンセプトに掲げるパリのベーカリー「ティエリー マルクス ラ ブーランジェリー」では、日本の巻きずしからインスピレーションを得てパン・ドゥ・ミとハムやチーズなどを巻きすで巻くロールサンド「ブレッド巻き」(1,026円)など総菜パン、菓子パンなど60~70種類ほどを扱う予定。
このほか、あんこや玉露、イチゴ、黒豆などを組み合わせる「渋谷あんぱん」(301円)「木村屋」のテークアウトブランド「キムラミルク」、天丼のタレを加えた酢飯にエビと大葉のかき揚げの押しずし(1,080円)などを提供する「日本橋 天丼 天むす 金子半之助」などが新ブランド・新業態となる。水産仲卸「尾粂(おくめ)」の新ブランドで14時間煮込むサバのみそ煮(891円)などを提供する「金粂」はイートイン(7席)を併設して初出店する。スイーツゾーン「カラット」では、岐阜の洋菓子店「ナガラタタン」の新ブランド「メロウウィッチ」がナッツやフルーツを使うキューブ型の焼き菓子(10個3,240円)を販売。キャラメル専門店「メルズ」はオーガニックシュガーを使うなど素材にもこだわったキャラメル(2個324円~)や中にキャラメルクリームを包むキャラメル風味のチーズケーキ(3個864円)などを提案する。
4階「428-224(シブヤ224)」はファッションのセレクトエリア。集英社のファッション通販サイト「フラッグショップ」、バロックジャパンリミテッドの「リムアーク」など50ブランドを扱う予定。中心客層は30~50代を見込む。5階はバッグを中心にシューズ、ファッション雑貨を集積する「+Q(プラスク)グッズ」。「ケイト・スペード ニューヨーク」「マイケル・コース」「マリメッコ」などのほか、スニーカーのセレクトショップ「ZYX(ジックス)」、「SHIBUYA」ロゴ入りクリアバッグを持ったチャーム(1万3,200円)などをオープン記念品として用意するファッショングッズブランド「アジョリー」などが軒を連ねる。
6階「プラスク ビューティー」では、オープン時は渋谷エリア(渋谷駅から一駅圏内)で最多となるコスメブランド40ブランドを集積する。ベースメークやカラーメークを中心にラインアップする「アンプリチュード」、エイジングブランド「イトリン」、カリフォルニア発「トゥー フェイスド」、「トム フォード ビューティー」などがエリア初出店となる。
11月1日開業。価格は一部予価。