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「イモトのWiFi」のエクスコムグローバル、渋谷スクランブルスクエアに本社移転

ファーストクラス専用ラウンジをイメージしたというラウンジ(イメージ)

ファーストクラス専用ラウンジをイメージしたというラウンジ(イメージ)

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 海外用Wi-Fiルーターレンタルサービス「イモトのWiFi」などを手掛けるエクスコムグローバル(渋谷区東1)は9月30日、本社を「渋谷スクランブルスクエア東棟」(渋谷2)に移転する。

渋谷スクランブルスクエア東棟(写真=外観)に本社移転

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 1995年設立の同社は、海外渡航時の携帯電話レンタルサービスを展開。2008(平成20)年に国際モバイルデータ通信サービス「グローバルデータ」の提供を始め、2012(平成24)年からタレントのイモトアヤコさんを起用した「イモトのWiFi」ブランドを展開。従業員361人(うちアルバイト169人)の平均年齢は27歳(以上、2019年7月時点)と若く、今後の事業拡大と従業員の満足度向上を図る目的で本社移転を決めた。

 渋谷駅直上に11月1日に開業する地上47階建ての超高層複合施設、渋谷スクランブルスクエア東棟は、地下2階~地上14階に商業施設が入るほか、高さ約230メートルに及ぶ屋上を活用した展望施設なども整備。高層部17階~45階の総賃貸面積約7万3000平方メートル・全27フロアが、渋谷エリア最大級の広さとなるオフィスフロアになる。

 エクスコムグローバルは26階に入居。オフィス面積は2660.29平方メートルで、エントランスは自社のモバイル通信サービスがつながりや広がりを生む様子を「森」と重ね合わせ、自然の造形や時間ごとに移ろう姿をデザイン。社員の休憩や食事、外部との打ち合わせや社内イベントなどの利用を想定するラウンジは、航空会社のファーストクラス専用ラウンジをイメージしたという。

 西村誠司社長は「従業員が、『こんな会社で働いている』『自分の仕事場はこんなオフィスだ』と胸を張れる環境をつくりたい。渋谷の再開発の目玉とも言われる渋谷スクランブルスクエアに移転することも、その一環」と移転の背景を説明。「渋谷は創業の場でもあり、個人的にも強い思い入れがある。他の場所にオフィスを構えた時に成長が止まったこともあったが、渋谷に戻ったら再び成長が始まった」と振り返り、渋谷に本社を構えることについて、「験担ぎの意味合いもある」とも。

 11月の施設開業に先駆け今月27日~29日にかけて本社を移転し、30日に新オフィスでの営業を始める。

 渋谷スクランブルスクエア東棟のオフィス階層には全9社が入居し、サイバーエージェント(5フロア)、ミクシィ、レバレジーズ(24階・25階)、WeWork(5フロア・約3500デスク)、エヌエヌ生命保険(最上階層2フロア)、ロッキング・オン・ホールディングスの入居が発表されている。

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