サンロッカーズ渋谷(SR渋谷)のベンドラメ礼生選手が8月27日、「B.LEAGUE TIPOFF カンファレンス2019」に参加した。
ワールドカップ本選出場や八村塁選手のNBA契約など、盛り上がりを見せるバスケットボール界。「昭和の野球、平成のサッカー、令和のバスケとなる」(大河正明チェアマン)ことを目指す中、トップリーグとなるBリーグの今季のテーマは、「新しさ」などを意味する「NEWNESS」。9月20日のB2を皮切りに、Bリーグ4シーズン目が開幕する。
SR渋谷は10月5日、ホームアリーナの青山学院記念館(渋谷区渋谷4)に千葉ジェッツ(千葉)を迎えて開幕戦を戦う。ホームでの開幕に、ベンドラメ選手は「ファンの皆さんも気持ちいいと思うし、僕らもすごく楽しみ。観客でいっぱいになったアリーナを想像してモチベーションを上げていきたい」と開幕を見据える。
対戦相手となる千葉とは過去3シーズンも同じ東地区で、幾度となく対戦している。千葉は速い攻撃を得意としており、それを引っ張るのが日本代表でもある富樫勇樹選手。ベンドラメ選手は「富樫選手にマッチアップしていても、たまに『鬼ごっこしているのかな』と思うことがあるので、そこを止めてリズムに乗らせないようにしたい」と話す。SR渋谷には今季、千葉から移籍してきた石井講祐選手が在籍している。富樫選手は「昨シーズンの練習中も田口(成浩)選手と石井選手がすごくやり合っていたので、対戦相手としなってバチバチするのが楽しみ。石井選手の新しいチャレンジも応援したい、活躍してほしい気持ちもある」と笑顔を見せる一方、「彼の3ポイント(シュート)は本当に脅威。一本も決めさせないとシューター陣が徹底するのでは」とも。
今季は7選手が新規加入したSR渋谷。キャプテンに就任したベンドラメ選手は「どういう風にチームを作っていけるか楽しみ」と話す。中でも、石井選手と田渡修人選手というリーグ屈指のシューター2人が増えたことから「オフェンス力が上がる」と期待を込めつつ、コート内の司令塔となるポイントガードであることから「そこをしっかり生かせるようにしたい」と力を込める。
東地区には2連覇を果たしたアルバルク東京、昨シーズン準優勝の千葉、初年度王者の栃木ブレックスが名を連ねる。「3強がずっと今のところ勝ち上がっているので、そこに食い込んでいきたい。落としていい試合は1試合も無い。積み重ねが最後のチャンピオンシップ進出に響いてくるので、一試合一試合を勝ちに行くし、いい内容で勝てたら」と意気込みを見せる。