スイーツ専用七味唐辛子「渋谷八香(はちこう)唐辛子」の自動販売機(自販機)が現在、SHIBUYA109(渋谷区道玄坂2)店頭などに設置されている。
「渋谷八香唐辛子」を入れるポケット付きのTシャツとセットで販売
フリーランスで活動する橋本若菜さんが発案し、七味唐辛子の老舗メーカー八幡屋礒五郎(長野県)が製造した同商品。橋本さんは海外に足を運ぶ事が多い中、「東京発で喜ばれる土産があまりない」と感じていたという。「持ち運びやすい」「かさばらない」「質がいい」商品であり、「日本らしい」土産を考える中で出合ったのが、同社の七味唐辛子だったという。今回は、外国人観光客が多く来街する「渋谷の土産」を目指し、商品名は渋谷の待ち合わせスポット「忠犬ハチ公像」にちなみ命名した。
同商品は、創作中華料理店「TOKYO CHINOIS神子」(千駄ヶ谷5)の神子健(かみこたける)シェフがブレンド。大鹿唐辛子にバジルやユズ、エゴマ、塩などの素材8種類をブレンドしている。パッケージには、CGクリエーター西岡純也さんのキャラクターで、ハチ公像と忍者を掛け合わせた「NINJA HACHI」をデザインしている。
自販機では、Tシャツなどとのセットで販売している。Tシャツは、同商品を「持ち歩いてほしい」と胸元に同商品が入るサイズのポケットを付けている。デザインは、ファッションブランド「guernika(ゲルニカ)」のデザイナー乾慎一郎さんが描いた東京を背面にプリントするTシャツと、西岡さんの「NINJA HACHI」を胸元ポケットにデザインし、背面には渋谷の地図をプリントしたTシャツの2種類を用意する。地図には、ベーシスト「休日課長」さんが勧める、唐辛子をかけて食べるスイーツのショップを載せている。
販売価格は、七味唐辛子とTシャツのセット=5,000円、七味唐辛子とオリジナルテーマ曲「spicy」のレコードのセット、七味唐辛子と「TOKYO CHINOIS神子」ランチ券のセット=1万円。
自販機はSHIBUYA109店頭とMAGNET by SHIBUYA109(神南1)屋上に設置している。販売は8月31日19時まで。今後インターネットや卸での販売など販路の拡大を図る。製造拡大に向けたクラウドファンディングを9月20日までキャンプファイヤーで行っている。