米グーグルの日本法人「グーグル合同会社」の入居が決まっている渋谷ストリーム(渋谷区渋谷3)最上階付近の外壁に「G」の文字が出現した。
向きは六本木通りや明治通り(原宿方面)から見渡せる東側。同所には今月に入ってから取り付け用と見られるバーが設置されていた。「G」の文字は8月21日深夜に取り付けられた模様。
2018(平成30)年9月に開業した渋谷ストリームは地上35階・地下4階、高さ約180メートルの高層ビルで、地上14階~35階のオフィスエリア(1万4000坪)を一括してグーグルが借り上げる。新オフィスは現在の社員数(1300人)の2倍以上を収容できるようになるという。現在、現オフィスがある六本木ヒルズ(港区)から年内の移転に向けて内装工事が行われている。
オフィスの一部には、日本国内のスタートアップを支援する新拠点「Google for Startups Campus」を開設し、2020年初頭にもプログラムを始める予定。ロンドン、マドリード、サンパウロ、ソウル、テルアビブ、ワルシャワに次ぐ世界7番目の拠点で、多様なスタートアップを支援し、ビジネスを成功に導くためのプログラムを用意するという。
併せて、動画制作などの創作活動を支援するYouTube(ユーチューブ)の直営スタジオ「YouTube Space Tokyo」も渋谷ストリーム近くに新設し、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催前に六本木ヒルズから移す予定となっている。