仏カジュアルブランド「LACOSTE(ラコステ)」初の古着を扱う限定店「OLD meets NEW」(渋谷区神宮前4)が9月13日、表参道にオープンする。
国内のアパレル市場規模が縮小する中、未販売のまま破棄される洋服は1年間で14億着(小島マーケティング調べ)に上るなど、ファッション業界の大量生産・大量廃棄問題に対し、「古着を用いたファッションの可能性」に焦点を当てる取り組みとなる。
同店では、新作の秋冬コレクションに加え約400着の古着を扱う。店頭では、新作のニットに古着のインナーを合わせる「ニュークラシック」、古着のアウターにスニーカーなどを合わせる「アーバンスポーツ」など、5つのコンセプトに合わせた、古着と新作のコーディネートを展示する。
期間中、過去に販売した同ブランドのポロまたはTシャツを持参した人、店内で古着を購入した人を対象に、洋服に箔(はく)を施すアップサイクルサービスも行う(連日先着3人)。
ラコステジャパンマーケティング部櫻間史子部長は「古着=新たな可能性を持ち、自身の手でその価値を再びよみがえらせることができるもの」とし、「アップサイクル・サステイナブルな取り組みにもつながるプロジェクト」と位置付ける。創業以来、時代や年代にかかわらず継承されていく変わらない「タイムレスな価値」を掲げていることから、「今回のプロジェクトを通じて、その価値を振り返るきっかけにしていただければ」と話す。
営業時間は11時~19時(14日は21時まで)。9月25日まで。