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渋谷パルコの映画館、名称は「ホワイト シネクイント」に 草間彌生さん実録映画で幕開け

渋谷パルコ8階にオープンする「WHITE CINE QUINTO」のエントランスイメージ

渋谷パルコ8階にオープンする「WHITE CINE QUINTO」のエントランスイメージ

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 11月22日に開業する「渋谷PARCO(パルコ)」(渋谷区宇田川町)8階にオープンするミニシアターの名称が「WHITE CINE QUINTO(ホワイト シネクイント)」に決まった。

「WHITE CINE QUINTO」のロゴ

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 2016(平成28)年8月から建て替えのため一時休業している「渋谷パルコ」。「シネクイント」は、旧渋谷パルコ・パート3にオープンした多目的ホール「スペースパート3」を前身に、1999(平成11)年にミニシアターとしてオープン。渋谷パルコの休業に伴い休館していたが、2018(平成30)年、井の頭通り沿いの映画館「渋谷シネパレス」(宇田川町)跡に復活していた。

 2館目のシネクイントとなる同館は、「新しい発見、可能性、才能、楽しみ方、そして無限に広がる無垢(むく)な場所」という意味を込めて「ホワイト」と命名した。1スクリーンで、席数は108席(車いすスペースは別途1席)。

 オープニング作品として、前衛芸術家・草間彌生さんを追ったアメリカのドキュメンタリー映画「KUSAMA: INFINITY(原題)」を上映する。幼少期からアメリカへ単身で渡るまでや、1960年代のニューヨークでの制作活動など草間さんの過去を描く。

 同館では、ジャンルを問わない「個性的で良質な」作品のほか、海外ミュージカル、ファッションブランドのコレクションなど、映画以外の作品も積極的に上映していくという。映画や映画館の概念にこだわらず、「さまざまなカルチャーや実験的な企画」を行うことで井の頭通りのシネクイントとすみ分けを図る。

 渋谷パルコは、旧渋谷パルコ・パート1、パート3跡と周辺街区を含む再開発事業として建て替え。延べ床面積は約6万4000平方メートル。フロア構成は地下3階~地上19階。商業フロアは地下1階~地上9階、10階の一部が商業空間、9階は育成施設・クリエーティブスタジオなど、10階の一部と12階~18階はオフィス空間となる。

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