渋谷センター街バスケットボールストリート(通称バスケ通り)で8月9日、浴衣パレードが行われた。
渋谷センター街商店街振興組合(渋谷区宇田川町)が、商店街への幅広い年齢層の来街を促し集客の増大を図ることを目的に、「元来七夕が行われていた」という旧暦の七夕に合わせて7月17日から開催していた「七夕まつり」の一環。今年で10回目となる。
スクランブル交差点近くのメインポールをはじめ、バスケ通りや井の頭通りなどの街路灯に、竹や和紙を使い仙台で手作りされた「くす玉」と「吹き流し」のセット約70個を飾り付けた。
祭りには、2010(平成22)年から街のイメージアップを図るため街づくりに携わっている昭和女子大学(世田谷区)環境デザイン学科の学生が協力。ポスターやプロモーションビデオなどを制作したほか、パレードにも浴衣で参加することでにぎわいを生み出すとともに、日本の伝統や文化を渋谷に来街する若者や外国人観光客に発信を図った。
小野寿幸理事長は「来年いよいよオリンピックがやってくる。今日も世界中からいろいろな方が訪れている。皆で祭りを盛り上げたい」とあいさつ。
バスケ通りで行った浴衣パレードは、パレードには女子大生はじめ、渋谷区をホームタウンとするBリーグ「サンロッカーズ渋谷」と「アルバルク東京」のチアリーダー、江戸かっぽれ連、警察署、税務署、消防署など約100人が参加。
サンロッカーズ渋谷のチア「サンロッカーガールズ」とアルバルク東京のチアはダンスパフォーマンスでイベントを盛り上げたほか、歌手のKYOKO☆さんがJOC公式オリンピック日本代表選手団テーマソング「強く美しく」を披露した。
長谷部健渋谷区長は「渋谷は都心でありながら、こういった日本の伝統文化を継承し発信していくこともやっている。こういった活動はシティープライド、渋谷の誇りだと思っている」と話した。