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明治神宮前駅構内にオーガニックスーパー「ビオセボン」 弁当など即食に注力

地下1階の定期券売り場跡にオープンした店舗外観

地下1階の定期券売り場跡にオープンした店舗外観

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 オーガニック商品を中心とした食品スーパーマーケット「Bio c’Bon(ビオセボン)」(TEL 03-6452-6260)が7月26日、東京メトロ明治神宮前駅(渋谷区神宮前1)地下1階構内にオープンした。経営はビオセボン・ジャポン(中央区)。

弁当やスイーツ、化粧品などオーガニック商品を扱う店内

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 2008年に創業し、フランスを中心としたヨーロッパで140店以上を展開している同店。日本では2016(平成28)年にイオンが仏ビオセボン社を傘下に持つオランダのMarne&Finance Europe社が合同会社ビオセボン・ジャポンを設立し国内展開を開始。これまで都内を中心に12店舗を出店している。

 13店舗目で、初の駅構内への出店となる同店。場所はメトロ線の改札とJR原宿駅をつなぐコンコース地下1階の定期券売り場跡。店舗面積は26.6坪で、現行の店舗の中で最小の規模となる。路面店を中心に展開してきたが、「オーガニックを日常使いしてもらうことの重要性を考え」昨年は百貨店にも進出。生活動線上となる駅構内であるとともに、流行の発信地であり、若者や外国人観光客も多いエリアである原宿に出店することは「店舗の(持つ)意味合いも大きい」(岡田尚也社長)と言う。

 取扱商品数はSKU(在庫最小管理単位)数で約1500点。7割ほどがオーガニック商品。既存店と利用用途が異なり「即食ニーズがより高い」と考えた。デリカ(弁当)の構成比が約3割と最も高く、多くの既存店とは異なりエントランス近くに陳列。ひじき煮(80グラム298円)、小松菜とケールの和え物(100グラム298円)など少量の総菜、有機野菜とノンオイルツナのサンド(498円)などのサンドイッチ類もラインアップする。

 洋菓子はSKUで約200点そろえ、既存店の中で最大の品ぞろえになるが、発芽シリアルバー(198円~)など小型の菓子や、ミニパックのシリアル(298円~)などオフィスのデスクなどでも食べられるフードも強化。仕事帰りの利用時に購入が見込まれる生鮮はカット野菜も用意し、フルーツピューレ(300円)、魚や野菜のかゆ(380円)などのベビーフードもそろえる。

 このほか、ココナツミルクで作られたヨ―グルトのようなデザート「ハッピーココグルト」(598円)、米粉のシフォンケーキ(398円)などのスイーツ、米をベースにしたライスミルク(178円~)などのドリンク、オーガニックコスメブランド「アクア・アクア」のリップ(1,500円)なども扱う。冷凍品や肉、魚の取り扱いは無い。

 ビオセボンの特徴の一つであるナッツやドライフルーツの量り売り「バルクコーナー」、コーヒー(レギュラーサイズ150円~)や紅茶(150円)などのセルフドリンクカウンターも用意する価格は全て税別。

 営業時間は7時30分~22時(日曜・祝日は9時~21時)。

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