伊ミラノ発イタリアンベーカリー「Princi(プリンチ)」の国内初単独店「プリンチ 代官山T-SITE」(TEL 03-6455-2470)が7月24日、代官山の複合商業施設「代官山 T-SITE」(渋谷区猿楽町)にオープンする。経営はスターバックスコーヒージャパン(品川区)。
1980年代にミラノにオープンした同店は、ミラノと英ロンドンに創業者のロッコ・プリンチさんが手掛ける店舗があるほか、スターバックスとコラボレーションしシアトルや、上海、中目黒などの「スターバックス リザーブ ロースタリー(以下ロースタリー)」内でも店を展開している。
ロースタリーでは待ち時間も出てしまっていることから「より日常的に使えるよう」単独店を出店。代官山は「ライフスタイルの発信地」であることや、1日を通して人通りがあること、通りを挟んで「スターバックス コーヒー」が出店していることもあり、同所に出店した。平日には働いている女性、週末にはファミリー層や近隣に住んでいる年配の人などの利用を見込む。
店舗面積は134.98平方メートル。席数は14席。「本国の雰囲気をそのまま持ってきた」という店舗は、ファサードには不規則なモノクロのストライプをデザイン。木調の家具を配置する店内には商品が並ぶケースの奥にオープンキッチンを配置し、ベーカー(パンの調理を担当するスタッフ)らの動きを見られる「臨場感」のある空間に仕上げた。
同店では1日を通して80種ほどのパンやペストリーなどを提供。「一日中楽しめる」ベーカリーとして時間帯に合わせたメニューを用意する。ブレックファストにはプロシュート・コット(加熱ハム)とフォンティーナ(チーズ)をイタリア語で「小さい角」を意味するペストリー「コルネッティ」に挟むサンド(680円)など、ランチ(12時ごろ~)には、マルゲリータ(780円)などフォカッチャ生地のピザなどが登場してくる。イタリアには夕食前に軽食を食べながら酒を飲む「アペリティーボ」という文化があることから、17時ごろからはフィンガーサイズのフォカッチャ生地のピザ3種とカクテルのセット(1,100円)なども提供予定。
国内では同店限定メニューとして、生クリームを詰めたシュー生地にチョコレートをかける「ビニョラータ アル チョコラート」(480円)や、縁にココナツをあしらうマンゴータルト「クロスタ-タ マンゴー」(780円)などを用意する(価格は全て税別)。想定客単価は非公表。
営業時間は8時~22時。