Bリーグ・サンロッカーズ渋谷(以下、SR渋谷)のファイ・サンバ選手と関野剛平が7月20日、鳩森八幡神社(渋谷区千駄ヶ谷1)の盆踊り大会に登場した。
オフシーズンである夏季に、ホームタウンである渋谷区内の地域イベントに参加しているSR渋谷。同神社の夏祭りには昨年も参加している。この日、チア「サンロッカーガールズ」は幡ヶ谷6号祭りでパフォーマンスを披露した。
今季初のイベント参加となったファイ選手と関野選手は開始前、「ぜひバスケを楽しみましょう」(ファイ選手)、「短い時間ですが、よろしくお願いします」(関野選手)と、それぞれ呼び掛けた。この日は、ミニゴールを使って子どもたちのシュートゲームを行った。SR渋谷を知っている子どもや、夏祭りということもあり浴衣姿の子どももシュートチャレンジに挑戦。関野選手が昨シーズンまで在籍していたレバンガ北海道のTシャツを持った子どももいた。ファイ選手と関野選手はうちわやステッカーを配布しチームをアピールしたほか、ファンの姿も多く見られ、写真やサインを求められるなどして、約1時間半のふれ合いの時間を楽しんだ。
ファイ選手は、ちょうちんなどの装飾や縁日が出店していることなどから「祭りの雰囲気を味わえた」と言い、現在3歳になる長男がファイ選手の生まれ故郷、セネガルにいることから「(息子が)懐かしくなった」とも。自身も昨シーズン終了後はセネガルに行っていたが、自主練習のため帰国したばかり。今は「体力面たフィジカル面のトレーニング」に励んでいるという。
SR渋谷入団後、初の地域イベントへの参加となった関野選手は「僕の田舎みたいな感じを思い出せて良かった。いい意味で渋谷感がない。渋谷にもこんなところがあるんだと感じた」と言う。イベント中「暑い」とこぼしていたが、「太陽が沈んでからはそうでも無かったが、前半は暑さがきつかった」と吐露。出身地・北海道の暑さの違いを聞くと、「湿気? 何が違うって全然違う(笑)」と力説した。今月15日に、練習拠点のある千葉に引っ越してきたと言うが「周りには畑と民家しかなく地獄(笑)。札幌は、出ればすぐ、いろいろあったので…」と冗談めかす。交通量や道路の広さの違いなどから車の運転に苦労しているとも。
シーズン開幕は10月。ファイ選手は「オフのうちに課題を一個ずつクリアして、いいスタートを切りプレーオフに行ければ」と意欲を見せ、関野選手は「僕はまだ来たばかりなので、分からない方もいるかもしれないが、僕なりの味、プレーをしていきたいので、応援をお願いします」と呼び掛けた。