ハンバーグ専門店「いしがまやハンバーグ」のグローバル旗艦店「いしがまやGOKU BURGER」(渋谷区神宮前5、TEL 03-3409-1148)が7月16日、表参道にオープンした。経営はKICHIRI(渋谷1)。
2008(平成20)年に1号店を出店以降、郊外の商業施設を中心に出店を進めてきた同ブランド。ハンバーグは日本では老若男女問わず人気がある一方で、「世界では無名」であることから、来年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて来日する外国人が増えるタイミングに合わせ、ハンバーグを世界に向けて発信することを目的に出店。ハンバーグは定食スタイルだけでなく、世界的に定着しているバーガースタイルでも提供する。
情報発信地として表参道エリアで1年ほど前から出店場所を探したという。店舗面積は約162平方メートル。席数は49席。レンガ調の壁面に木を取り入れた空間で、キッチンにはハンバーグを300~400度で焼き上げる専門の石窯を設置する。契約の関係で2年限定での出店予定となる。
バーガーは、オーストラリア産アンガス牛100%のハンバーグ(約180グラム)をパティとして胚芽を使うバンズに挟んで提供する。味は、BLTバーガー(1,480円)、アボカドチーズバーガー(1,450円)、チーズバーガー(1,280円)など7種類を用意。ソースは、しょうゆベースに香味野菜とフルーツを加えるオリジナル、ハーブやチーズ、ニンニクを利かせたクリームソースなど4種から選べる。パティ(400円)や目玉焼き(150円)などのトッピングも用意する。「かぶりつく」スタイルで食べることを推奨するため、手袋を付けて提供する。テークアウトにも対応する。
このほか、ソースを選べるほか目玉焼きやトマトなどのトッピング(150円~)を選べるハンバーグ(180グラム1,200円~)、ステーキ(150グラム1,500円~)、サラダ(ハーフサイズ360円~)、オリジナルのクラフトビール(680円)、ワイン(グラス580円~)などをラインアップする(価格は全て税別)。客単価は、昼=1,500円、夜(飲酒込みで)=3,000円を見込む。
「(来店客の)9割くらい外国人を想定している」と言う平田哲士社長。「夢は世界で定評のあるすしや天ぷら、ラーメンなどに(代表的な日本食として)肩を並べること。何とかそのきっかけを当店でつかみたい。今後いつ訪れるか分からない、(東京)オリンピック・パラリンピックという人が集まる機会に、僕らが推したいものを推して世界に認められるものを作りたい」と意欲を見せる。
営業時間は11時~23時。