グーグルは、日本国内のスタートアップを支援する新拠点「Google for Startups Campus」を、渋谷駅東口の複合施設「渋谷ストリーム」内に開設する。年内をめどにオープンし、2020年初頭にもプログラムを始める。
Google for Startups Campusは現在、スタートアップの拠点として、ロンドン、マドリード、サンパウロ、ソウル、テルアビブ、ワルシャワに展開。東京は世界7番目のキャンパスとなる。多様なスタートアップを支援し、ビジネスを成功に導くためのプログラムを用意。コミュニティーの構築などについて学びの場を提供するという。
拠点内にはオープンなコラボレーションエリアや、フレキシブルなイベントスペースのほか、クラスルームやミーティングルームなどのワークスペースを備え、コミュニティーで展開するイベントや初期段階のスタートアップ創業者への研修プログラムなども運営する。
複数ある支援プログラムのうち、「Google for Startups Residency Program」では、「アーリー」から「グロースステージ」までのスタートアップを対象に、グーグル製品やサービス、ネットワークを活用し、効率のいい手法や活動を提案する。プログラムに参加するスタートアップは、拠点内にワークスペースを持ち、メンター制度を活用できる。
米グーグルの日本法人「グーグル合同会社」(港区)は、年内にも渋谷ストリームに移転し、オフィスフロアの地上14階~35階に総賃貸可能面積約1万4000坪のオフィスを構えることが決まっている。同社によると、移転時期はスタートアップ支援拠点とは連動していないという。支援拠点のフロア数は現時点で「非公表」。