「そばと日本酒の博覧会 大江戸和宴(わえん)2019」が6月12日、代々木公園・イベント広場で始まった。主催はフジランド、ニッポン放送、ハレルヤ・イズムで構成する実行委員会。
「日本の食文化を紹介したい」という思いなどから「そば」と、「そば前」として飲む「日本酒」に焦点を当てる同イベント。例年11月に開催していたが、今回は1日開催日を延ばし日の長い6月に開催。例年約15万人が来場するといい、今年で4回目を迎える。
そばは18店舗が出店。1回目以来の参加となる「鹿沼にら」を添える「鹿沼にらそば」(栃木)、ブース内で打つ麺を提供する10割そば「会津磐梯(ばんだい)そば」(福島)、牛肉の甘辛煮をトッピングしラー油を利かせたつゆで食べる「肉蕎麦(そば)」(東京)、今回初参加となる国産石うすびき粉100%のそば粉を使う「深大寺もりそば」(東京)など。価格は1杯700円~。
「三大そば」として挙げられる、わんこそば(岩手)、ソバの実を殻ごとひいたそば粉を使う出雲そば(島根)、今回初参加となる戸隠そば(長野)もそろう。わんこそばは、1人最大50杯まで挑戦することができ、終了後には何杯食べたかを記す証明書も進呈する。参加料は1回1,500円。
日本酒は、仏日本酒コンクール「Kura Marter」で最上位賞を2年連続受賞した「七田 純米吟醸」(佐賀)、ワインコンクール「ブリュッセル国際コンクール」日本酒部門で最高評価を受賞した「車坂」(和歌山)など約100銘柄をそろえる。この季節ならでの日本酒として、「天山 夏吟」(佐賀)、リンゴ酸を多産する酵母を使う「甲子(きのえね)アップル」(千葉)などアルコール低め(12%程度)で酸味を利かせた「夏酒」や、「八海山スパークリング 発泡にごり酒」(新潟)、「すず音」(宮城)などのスパークリングもそろえる。価格は1杯300円~500円、3種飲み比べセット1,000円ほか。
初日は平日にもかかわらず開始直後から多くの人が来場し、実行委員長でフジランドのイベント事業部事業部長の下澤龍一さんは「リピーターも増え、定着してきている実感がある」と手応えをうかがわせ、「三大そばがそろったので、3つとも回ってもらえたら」と来場を呼び掛ける。
開催時間は、12日・13日=11時~20時、14日=11時~21時、15日=10時~21時、16日=10時~18時。入場無料。今月16日まで。雨天決行・荒天中止。