英バンド「ザ・スミス」のボーカル、スティーブン・モリッシーさんの若き日を描いた青春映画音楽「イングランド・イズ・マイン モリッシー,はじまりの物語」が5月31日、渋谷・井の頭通りの映画館「シネクイント」(渋谷区宇田川町、TEL 03-3477-5905)で公開される。
1980年代UKロックを代表するバンドとして知られるザ・スミスは、1982年にモリッシーさんとギターのジョニー・マーさんを中心にマンチェスターで結成。1984年のファーストアルバム「ザ・スミス」を皮切りに4枚のアルバムを発売するも、1987年にマーさんが脱退を表明しバンドは解散した。
作品の舞台は1976年のマンチェスター。高校を中退したモリッシーは、就職するも職場になじめず、仕事をさぼって詩を書いて自身を慰めていた。そんな時に出会った美大生リンダ―の後押しでバンドを結成し、ミュージシャンとして生きる決意をする。別れや挫折を経験する中で、モリッシーは1892年にマーと出会うーー。
メガホンを取った、マンチェスター出身のマーク・ギル監督は今作が長編デビュー作第1作目となる。ギル監督は過去にデイヴィッド・ミッチェルさんの小説「ナンバー9 ドリーム」の一部を映画化した短編映画「ミスター・ヴォーマン」(2012年)でアカデミー賞短編映画賞、英国アカデミー賞短編映画賞にノミネートされている。