奈良原一高氏、写真家生活50周年で初の回顧展

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東京都写真美術館は5月22日より、今年で写真家生活50周年を迎える奈良原一高氏の日本初となる回顧展「時代の鏡:シンクロニシティ」を開催する。「IKKO」の名で、世界的に高い評価を得ている同氏は、1956年に軍艦島をテーマにした「人間の土地」でデビュー。その後、デビュー前の作品「無国籍地」を「ロッコール」誌に発表するほか、1958年には生活から隔離された場所としてとらえた「王国」で、第2回日本写真批評家協会新人賞を受賞した。その後、ヨーロッパ、ニューヨーク、東京と拠点を移しながら、今日まで様々なテーマの作品を送り続け、最近では、「Heaven(天)」で初のデジタル写真に取り組んでいる。会場では、同館が収蔵する名作に加え、60年代の貴重なファッション写真も初展示する。入場料は一般700円、学生600円。7月11日まで。(写真:Aoyama「Tokyo・the'50s」より1954~58年(c) IKKO NARAHARA)東京都写真美術館

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