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渋谷ストリームで「3x3フェス」 東京ダイム、トップリーグ開幕に向けチームお披露目

多くの来街者が見守る中エキシビションマッチを行った

多くの来街者が見守る中エキシビションマッチを行った

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 渋谷区を拠点にする3人制バスケ「3x3(スリー・エックス・スリー)」のプロチーム「TOKYO DIME(東京ダイム)」が5月12日、渋谷ストリーム(渋谷区渋谷3)稲荷広場で「SHIBUYA 3x3フェスティバル」を開催した。

屋外広場に3x3のコートを設営した

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 今月25日に開幕する国内トップリーグ「3x3.EXE PREMIER」に向け開いた同イベント。「3x3」は2020年の東京五輪の正式種目にも決まっている競技で、トップリーグは2014年に開幕。東京ダイムは5人制バスケのプロリーグ「Bリーグ」の現役選手でもある岡田優介さん、お笑いコンビ「麒麟(きりん)」の田村裕さん、お笑い芸人の大西ライオン(大西功二)さんがオーナーを務め、リーグ初年度から参戦する3x3をけん引するチーム。

 この日は広場に床材を敷きゴールを配置し、コートを作った。アパレル大手「アダストリア」(渋谷2)、メンズスキンケアを展開する「バルクオム」(渋谷3)、バスケットボール大会「B-BOOKS」を運営するリペア(代々木1)、コンサルティングなどを手掛けるケイジャーズ(代官山町)といった渋谷の企業対抗試合、小学生を対象としたバスケットボールクリニック、国連UNHCR協会のクイズ大会、渋谷区を拠点にするフットボールクラブ「TOKYO CITY F.C.」とのトークショーなどを展開。渋谷区が推進する「渋谷どこでも運動場プロジェクト」では、パラリンピック種目でもある「ボッチャ」や輪投げ、大縄跳び、フラフープなども用意し、来場者と選手たちが一緒に体を動かした。

 今シーズンを戦うチームのお披露目も兼ねたこの日は、エキシビションマッチも行われた。国際大会のスケジュールとかぶっていた東京ダイムからは新規加入したペター・ペルノビッチ選手が参加したほか、昨季トップリーグの初代女王となった女子チーム、大阪市を拠点にする「OSAKA DIME(大阪ダイム)」、青森・八戸市を拠点にする「HACHINOHE DIME(八戸ダイム)」の「ダイムグループ」が集結。

 女子チームは昨季の得点女王である有明葵衣選手や5人制の日本代表を経験している森本由樹選手ら昨季からのメンバーに加え、今季新加入した選手たちも多く参加。小池真理子選手が多彩なプレーを見せたほか、青山学院大学大女子バスケ部のキャプテンでもある山本加奈子選手は得意とする外角のシュートを次々と決めて見せた。男子ではペルノビッチ選手がインサイドで強さを見せ、大阪ダイムに新規加入したユーチューバーでもある「ともやん」選手は1対1で場内を沸かせた。

 2017年の渋谷キャスト(渋谷2)、昨年の渋谷ヒカリエに続くイベント開催となったこの日。「渋谷のいろいろな場所で違うかたちでできれば」と、今年は渋谷ストリームで実施。駅出入り口近くの屋外ということもあり、偶然通りがかった来街者も多く足を止め、広場前の大階段に座って長時間滞在する人の姿も見られた。岡田さんは「3x3の『ロケーション』という一番いい特徴が生かされる場所だった。思った以上にたくさんの方が来てくれて、バスケを知らない人にも見てもらうことができたのでは」と手応えをうかがわせた。「(チームスローガンである)『渋谷から世界へ』という意味では、いろいろな趣旨を盛り込んだイベントにできた。継続していくことが大事なので、年々パワーアップしていけるようにやっていきたい」と今後に向け意欲を見せた。

 明日13日からは、「ずっとやりたかった」という岡田さんの母校である青山学院大学でも3x3のイベントを展開する。ガウチャー・メモリアル・ホール向かいの広場にコートを設営し、同大生向けのシュートチャレンジや3x3体験会などを展開。最終日の18日には一般向けにエキシビションマッチやトークショーも予定する。

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