代々木公園近くの人気ベーカリー「365日」(渋谷区富ヶ谷1)が監修し、食感などにこだわったパンを提供するベーカリー「GREEN THUMB(グリーンサム)」(桜丘町、TEL 03-6452-5611)が5月10日、渋谷・桜丘町にオープンする。
経営は、中目黒のビーントゥバー・チョコレート専門店「green bean to bar CHOCOLATE」を手掛けるロイヤル・アーツ(目黒区)。セルリアンタワー東急ホテルの裏手に位置する店の前の「麦畑」では、パンに使うハーブやベリーなども育てるほか、店内の一角で絵画や写真などの作品も展示・販売し、「近未来的都市型ベーカリー」をうたう。
パンは約60種類を季節や時間帯などに合わせ入れ替わりで店頭に並べる。生地の気泡の大きさや数、水分量、焼き方などをパンごとにコントロールすることで歯切れや口溶けなどの食感を売りにする。渋谷駅から近い桜丘町に店を構え、「共働きの夫婦などさまざまなお客さまにおかずの一品としても取り入れていただけるようなパンを」と、都会のライフスタイルに合わせたパンをそろえる。
中心価格帯は200~300円台。店名を冠した看板メニュー「グリーンサム」(250円~)は、通常はゆでる工程を経るベーグルを焼いて作る「進化形ベーグル」で、セサミやオニオンなど4種類を用意。セミオーダーサンドイッチのパンとしても選べる。
ほかに、角食「ホワイトブレッド」(1斤750円)や、折り込み生地を焼き上げ、それぞれナッツやベリー、エディブルフラワーなどをのせる「ファーム」各種(420円~)、総菜パンなどをそろえる。
店内のL字形のスペースを活用するギャラリーでは現在、同店のロゴマークを手掛けたフランス在住のアーティストMaaya Wakasugiさんなどの作品を展示している。
営業時間は8時~18時。