平成に別れを告げ元号が令和に変わった5月1日0時をピークに、小雨降りしきる渋谷駅前交差点は若者らでごった返した。
ハロウィーンやサッカー・ワールドカップ(W杯)開催時は大勢の若者らが集まることから交通規制が敷かれる同交差点。4月1日に新元号が発表され、菅義偉官房長官が会見で元号を明かした11時台にも多くの人が集まり、スマートフォンや屋外ビジョンに流れるニュースを見つめた。
新元号スタートに当たり、渋谷区などはカウントダウン等のイベントの予定が無いことを早い段階からアピールしてきた。当日も警察車両の拡声器からイベントの予定が無いことが再三伝えられたが、30日23時ごろからハチ公前広場には「その瞬間」に居合わせようとする人で滞留し始めた。
スクランブル交差点の青信号1回で横断する人が歩道に収まりきれなくなった23時50分過ぎ、バリケードが置いて斜め横断を規制し直角横断のみに。午前0時前には「QFRONT」ビル壁面の大型ビジョンも消された。一部で「令和」コールを叫んだり、交差点歩行時にハイタッチを交わしたりする若者らの姿もあったが、大きな騒動には至らなかった。
渋谷センター街方面も混雑し、中には「平成」「令和」の文字を書いたコスプレ姿の人の姿も見られた。スクランブル交差点の斜め横断規制は0時30分に解除された。