東急電鉄・東京メトロ「渋谷駅」の出入り口番号が11月、変更される。
渋谷駅の利便性向上と街の回遊性の向上が目的。地下出入り口番号を変更するとともに、駅周辺の各誘導サインや案内マップも、歩行者ルートが分かりやすくなるよう改善を図る。現在駅周辺で進む再開発に伴う出入り口の移設や増設などに合わせ、新たな案内誘導の考え方を2017年2月から検討してきたという。
番号の変更は、駅周辺の再開発などの進ちょくに合わせて実施。対象となるのは、東横線東横線・田園都市線、東京メトロ半蔵門線・副都心線渋谷駅の出入り口で、1977(昭和52)年の新玉川線渋谷駅の開業以来初の取り組みとなる。
全部で22の出入り口がある現在は、道玄坂方面から渋谷警察署方面に向かって1~16の番号を割り当て、隣接して出入り口がある番号の箇所にはa~cのアルファベットを組み合わせている。新しい渋谷駅地下出入り口番号は、道玄坂・センター街方面=Aエリア、宮益坂方面=Bエリア、渋谷警察署方面=Cエリア、桜丘方面=Dエリアの4つのエリアに分け、各出入り口の数字を組み合わせて表記する。エリア制を導入することで、大まかな行き先から出入り口を想起させやすくするという。
新しい出入り口番号の割り当ては今年の夏ごろに発表予定で、各エリアの数字の番号は、2027年まで続く再開発などで出入り口が新設された時にも対応できるよう、外周部から中心部に向けて行う。