スウェーデン発ファストファッションブランド「H＆M」のサステイナブル（持続可能）な素材を使ったコレクション「Conscious Exclusive（コンシャス・エクスクルーシヴ）」の1日限定ショップが4月6日、南青山・みゆき通りのイベントホール「南青山ラ コレッツィオーネ」（港区南青山6）にオープンする。

　2012年から毎年発表している同コレクションは、「実験的な要素」も含めたコレクションで、オーガニックコットンやリサイクルポリエステルなどサステイナブルな素材を使ったアイテムで構成する。

　今年は新たな素材として、パイナップルの葉から抽出したセルロース繊維で作るレザーの代替素材となる「ピニャテックス」、藻類バイオマスから作る軟質フォーム（発泡素材）「ブルーム」、ジュース製造時に出るかんきつ類の皮をリサイクルする繊維「オレンジファイバー」の3種類も使っている。店内では、これらの素材を使ったインスタレーションも行う。

　アイテムは、ピニャテックスを使ったブロケード（さまざまな模様を浮いているように織る織物）ショートジャケット（2万4,999円）、ピニャテックスとリサイクルポリエステルを使うカウボーイブーツ（1万5,999円）、ブルームをソールに使うサンダル（8,499円）、オレンジファイバーを使うデコルテが出るトップス（1万5,999円）など。

　このほか、オーガニックシルク100％のワンピース（2万2,900円）、古い燭台（しょくだい）やコインなどをリサイクルした銀を使うリング（3,999円）などもラインアップする。今回のコレクションは、ラッフル（ひだ飾り）やアシンメトリーな裾、植物や樹木にインスパイアされたプリントが特徴で、色はラベンダーやコーラルピンク、シルバーなどを展開する。

　同コレクションを実店舗で販売するのは同所のみで、以降は今月11日からオンラインで販売する。営業時間は11時～20時。