東京メトロは3月15日、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会期間中の列車の増発・終電繰り下げなどを含む輸送サービスの概要を明らかにした。銀座線では渋谷駅・浅草駅共に各方面の終電到着時間を26時~26時30分(予定)に繰り下げるほか、日比谷線・中目黒方面の恵比寿駅最終到着時間も同時間帯に変更。北参道、青山一丁目など、観戦の影響で混雑が予想される駅も発表した。
大会に合わせた輸送サービスを実施する期間は2020年7月24日~8月9日。競技会場の最寄り駅がある銀座線、有楽町線と南北線では競技スケジュールに合わせて早朝・日中・夕夜間・深夜時間帯に増発するほか、東京メトロ全線で終電を繰り下げる。
期間中の広域渋谷圏の主な最終電車到着時刻は、銀座線が渋谷方面・渋谷駅=26時~26時30分、日比谷線が中目黒方面・恵比寿駅=26時~26時30分、中目黒駅=25時30分~26時、半蔵門線が渋谷方面・渋谷駅=26時~26時30分、副都心線が渋谷方面・渋谷駅=26時~26時30分。運転間隔は15~30分程度を予定する。
表参道などの駅案内所では大会期間中の営業時間を通常9時~17時のところ、8時~20時に4時間延長。主要駅ではエレベーターの上下乗り込み口近くに人員を配置し、車いす利用者などを優先的に案内するほか、期間中混雑する駅や路線について、ポスターやアプリなどを活用し予想される時間帯や区間、改札口、階段などを「見える化」し、比較的すいている時間帯などの利用を促す取り組みも推進する。