名古屋城本丸御殿キャンペーン「HELLO GORGEOUS! ~ゴージャズを遊べ。~」の一環で「名古屋城 本丸御殿カフェ」(港区南青山5)が3月15日、期間限定でオープンした。
名古屋城本丸御殿は1615年、尾張藩主の住居かつ藩の政庁として徳川家康の命で建てられた。1930(昭和5)年には天守閣と共に国宝に指定されたが、1945(昭和20)年の空襲で建物の全てを焼失した。2009年に復元工事が始まり、10年の歳月をかけて2018年6月8日、完成公開を迎えた。
本丸御殿は日本を代表する近世書院造の建造物で、総面積は3100平方メートル。13棟の建造物から成る。優美な外観とともに、室内は山水花鳥などを画材とした障壁画や飾金具などで絢爛(けんらん)豪華に飾られている。名古屋城では今月18日、「本丸御殿AR(拡張現実)体験」が始まる。本丸御殿で起きたであろう出来事を、専門家が監修しドラマ仕立ての映像で再現した。「大坂の陣 出陣の儀」(表書院)、「義直春姫 婚礼の儀」(対面所)を各60秒程度で制作。ARで徳川家康を体験できる「ARフォトフレーム」も用意する。
カフェ1階にはスタッフが常駐し、「名古屋城 本丸御殿」を案内するほかガイドブックや名古屋の伝統工芸品などを販売。2階壁面は上洛殿室内の彫刻欄間をモチーフに仕上げ、「映えスポット」を用意。尾張徳川家の御用菓子「桔梗屋」の流れをくむ「一朶(いちだ)」のオリジナル和スイーツセットを提供するほか、「名古屋おもてなし武将隊」の徳川家康公も常駐し来店客をもてなす。
和スイーツセット利用客と物販購入客各日先着50人に「みゃーみゃーグッズ」を進呈。15日はメモ帳、16日はボールペン、17 日はマスキングテープを用意する。
営業時間は11時~19時。今月17日まで。