渋谷駅周辺の大規模再開発と並行して架け替え工事が進められてきた「渋谷駅東口歩道橋」の未開通だった一部通路が3月15日に開通し、「ロの字」形通路の全ての供用が始まった。
国道246号線と明治通りが交わる交差点に架かる渋谷駅東口歩道橋は、昨年開業した渋谷ストリームと、今秋開業する渋谷スクランブルスクエア東棟の再開発工事と並行し、旧橋の撤去などを含め段階的に架け替え工事が進められてきた。従来の対角線部分を伴った歩道橋は、幅員をこれまでの1.5倍以上に広げ新たなロの字形に。橋は渋谷ストリーム、渋谷スクランブルスクエア東棟とも直結し、これまで幹線道路で駅周辺のにぎわいから分断されてきた駅街区~駅南エリア間の主要な動線の役割も担っている。
今回開通したのは、駅側の明治通り上に架かかる橋桁部分。架け替え工事の中でも「最後の橋桁」として、大型多軸台車やオールテレーンクレーンなどの重機を使い昨年9月に取り付け工事が行われ、舗装作業などを経てこの日、供用が始まった。
残る未開通部分は、昨年6月に閉鎖された246沿いのスロープの架け替え部分と、10月に閉鎖された渋谷警察署前「16c」出口付近にある階段部分で、それぞれ20日、26日に開通する予定。