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SHIBUYA109、外壁ロゴが完全撤去 40年の歴史に幕、街の象徴にも

ロゴが完全に撤去された「SHIBUYA109」外観

ロゴが完全に撤去された「SHIBUYA109」外観

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 ファッションビル「SHIBUYA109」(渋谷区道玄坂2)のシリンダー外壁に40年にわたり掲げられてきたロゴサインが3月14日、完全に撤去された。前日の13日までに上部の「S」「I」「B」「U」「Y」「A」の文字が撤去されたが、14日には残す「H」と、施設を象徴する「109」の数字が全て姿を消し、40年の歴史に幕を閉じた。

新ロゴの設置イメージ

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 SHIBUYA109は、1979(昭和54)年の「渋谷の日」(4月28日)に前身となる「ファッションコミュニティー109」として開業。赤色の「109」のロゴは当初から起用され、1989年の「SHIBUYA109」改名時に、現在の「SHIBUYA」が付いた形に。高さ約4.5メートル、全長7メートル弱の横幅の巨大なロゴは渋谷駅前・スクランブル交差点からも見ることができ、長く街のシンボルの一つとして渋谷の街に溶け込んできた。

 新たなロゴへのリニューアルは、施設を運営するSHIBUYA109エンタテイメント(道玄坂1)が、ビルの開業40周年を機に、時代や環境の変化に合わせ「地位やあり方を柔軟に変化させるべき」と決定。昨年、公募で集めた9000点を超える案の中から審査やインターネット投票で最終案を選出し、丸みのある「109」の文字がピンク色から紫色に変わるグラデーションカラーのロゴを採用した。

 旧ロゴの撤去を受け、同ビルの公式ツイッターは、13日付けの投稿で「マルキューのロゴ卒業します」「慣れ親しんだこのロゴが見れなくなるのは寂しいですが、新しいロゴと共にまた渋谷を見守っていきたいです」(以上、原文ママ)などと、涙やハートマークなどの絵文字を添えてコメント。

 ロゴが完全に撤去された14日には、新しいロゴの設置イメージ画像と共に「みんな新しいロゴも期待しててくださいね」と投稿し、別の投稿では現在シリンダーに掲出されている「イチ ゼロ!キュー」と書かれたau「ゼロ学割」の屋外広告にも触れ、「しかし、高杉くんの意識高すぎなフォローのおかげで109がぎりぎり保たれてますwww ありがとう、高杉くんwww」とユーモアを交え現状を伝えている。

 施設では開業40周年を機に「ReBORN(リボーン)」プロジェクトも立ち上げ、5月に新元号への改元も控える今年、ロゴ刷新をはじめ、館内に「食」「エンタメ」ゾーンを新設するなど大規模リニューアルにも踏み切る。年内をめどに館内の改装を順次進め、「食」「エンタメ」ゾーンなどの新設を予定する。

 新たなロゴサインは、ビルの「誕生日」となる4月28日に正式に披露する予定。

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