15年連続で生産・販売額が全国1位となっていながらも、「有明海苔(のり)」としての認知が上回るため佐賀県が知名度アップを目指す「佐賀海苔」がバレンタインデーの2月14日朝、渋谷モヤイ像付近で無料配布される。
当日は朝7時30分から、佐賀県職員を含む女性スタッフが「愛するアナタに、義理より海苔」をキャッチフレーズに、1000枚の「佐賀海苔」を手渡しする。この日のために企画したオリジナルのりには、「チョコよりも朝食を食べる仲になりたい」「ビター感よりビタミン感」「地味に見えてブランド品」などの文字やイラストを食用カルシウムでプリントし、佐賀海苔ブランドをアピールする。
プロモーションは、県産品の質の高さを訴求しやすいテーマとして「朝ごはん」を軸に据える県の企画「あさご藩」の一環。これまでにも、佐賀県出身の武士・大隈重信の縁でコラボレーションが実現したという早稲田大学内や受験生向けにセンター試験会場で、メッセージをプリントした「海苔込みチラシ」として配布してきた。現在、九州佐賀国際空港に「佐賀海苔自販機」も設置している。
佐賀県広報広聴課の楢崎政彦さんは「有明海産の『有明海苔』の4割が佐賀ののり。生産・販売額共に15年連続全国1位となっても認知度はまだ低い」と現状を明かし、「認知度を上げて、首都圏の皆さまに県産品の質の高さを知ってもらいたい」と話す。
配布時間は7時30分~(無くなり次第終了)。1000枚限定。雨天時は渋谷マークシティ付近に場所を変更して行う。