指を立てた猫のデザインで知られる米LA発ストリートファッションブランド「RIPNDIP(リップンディップ)」の日本の旗艦店「RIPNDIP TOKYO」(渋谷区神宮前3、TE 03-6459-2468)が2月9日、原宿・明治通り沿いにオープンした。
Ryan O'Connor(ライアン・オコナー)さんが2009年に、プリンターを使ってプリントTシャツを作ったことが始まりとなる同ブランド。カットソーやアクセサリーなどを作るようになったのは2011年から。ブランド名は、「スケートスポットで技をメーク(=成功させる)してすぐにその場を去る」という意味。原宿の店舗は、2012年から同ブランドの国内展開を始めた日本輸入総代理店のワッフルインク(沖縄県)と共同経営する。
2年前に来日した時からの「ストリートファッションの中心地である原宿に出店したい」というオコナーさんの思いもあり、原宿に出店。店舗面積は2フロア計72平方メートル。白を基調にした店内には、ブランドのアイコンでもある指を立てた猫の「Lord Nermal(ロードナーマル)」をかたどったLEDを仕込んだミラー、ロードナーマル柄のカーペット、天井のLED、指を立てたデザインの什器などを配置し、LAの旗艦店と同じ雰囲気に仕上げた。1階に置くロードナーマルが寝そべったデザインの什器は同店のために新しく作ったという。
ロードナーマルは「猫は好きだったし、キャラクターにしたら面白いのでは。こういう(指を立てた)態度は自分みたい」(オコナーさん)と描き始めたキャラクター。2014年に、胸ポケットにロードナーマルが隠れているデザインのTシャツが「大ヒット」し広く知られるようになったという。今後ロードナーマルの「人形や玩具も作りたい」と言う。
シーズンコレクションをフルラインアップする同店。ブランドが知られるきっかけとなったTシャツ(5,400円)をはじめ、背面に舌を出したロードナーマルの口元をデザインしたシェルパ素材のジャケット(2万1,600円)、フラッシュをたいて写真を撮ると柄が光るスウエットパンツ(1万800円)などのファッションアイテムのほか、スケートボード(1万800円)やステッカーセット(2,160円)、ピンバッジ(1,620円)などの雑貨類も扱う。
葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏(なみうら)」をモチーフにした柄のスニーカー(1万800円)は、LAの旗艦店と原宿店のみで販売している。同店限定商品として、ロボットのロードナーマルをデザインしたロングスリーブTシャツ(7,344円)、店舗の住所などをプリントするフーディー(1万1,880円)なども用意した。
オコナーさんは「夢がかなって興奮している」と喜びを表現。「アメリカでは川下りやパーティーなどもやっている。そういったイベントも開いて楽しいブランドだということを伝えられたら」と意欲を見せる。
営業時間は11時~20時。