渋谷ヒカリエ(以下ヒカリエ、渋谷区渋谷2)6・7階のカフェ&レストランフロアが1月22日、リニューアルした。
6階「dining6」と7階「Table7」の2フロアにカフェ&レストラン26店舗を展開している同施設。一部店舗の入れ替えはこれまでもしてきたが、空間を含めリニューアルするのは2012年のオープン以来初となる。
駅前を中心に再開発が進む渋谷の中で、「新しいトレンドの発信(=最先端)」「ヒカリエの魅力を再発信」「ヒカリエの魅力を再発見してほしい」と思いを込め、「Again,Shibuya Hikarie!」をコンセプトに掲げる。
2017年10月に行った来館者調査によると、渋谷ヒカリエの来館者は50%が25~44歳で、女性が85%。勤め先は渋谷駅に乗り入れるJR線や東京メトロ銀座線、東急東横線沿線だったという。この結果などから、これまでの男女を含めた「全方位型」のカフェ&レストランフロアから、20~30代の「渋谷周辺で働く女性」をコアターゲットに据えた。女性がどのようなシーンで利用したくなるかを分析し導き出した、「ヘルシー」「欲望」「最先端」の3つのニーズを満たす店舗の誘致やメニューの開発などを行ったという。リニューアルオープンしたのは8店舗。
ヘルシーさを求める人には、ラーメンは全てハーフサイズで、麺を約半分の糖質(同社比)の麺や豆腐に変えられたり、約30種類用意するサイドメニューと組み合わせたりできる「1/2PPUDO(ニブンノイップウドウ)」、野菜料理を提供する「やさい家めい」を提案。
「甘いものを食べたい」などのニーズに応えるため、新宿や目黒にも店舗を構えるフルーツパーラー「果実園リーベル」、ランチにパンブッフェを提供するダイニングレストラン「MAISON KAYSER(メゾンカイザー) Table」などが出店。
飲食の「最先端」を表現するブランドとして、米サンフランシスコから日本初上陸を果たす点心・西安ギョーザ専門店「ダンプリングタイム 餃子(ギョーザ)時間」や、昨今注目を集めつつあるメキシカンを提供する「モダンメキシカン マルヤス」などを誘致した。
併せて、エスカレーター周辺のフロア空間も一新。「ファッション要素」を取り入れたのが特徴で、6階にはピンクやグレーの色を加え「より女性らしさ」を表現するほか、ピンクマーブルカラーのスイス「シュレッピー」社のマネキンを配置。7階は日本の伝統カラーである藍色をアクセントに加え、岡山デニムの生地を使う家具を配置することで「日本を感じる」空間に仕上げた。
営業時間は、6階=11時~23時、7階=11時~23時30分(日曜は23時まで)。