1月15日に渋谷区役所新庁舎が開庁した渋谷公園通りに、歩道上の配電地上機器を活用し区政情報などを配信するデジタルサイネージが登場した。
パナソニックと、一般送配電事業を手掛ける東京電力パワーグリッド(千代田区、以下「東電PG」)、大日本印刷(新宿区)などが渋谷区と組み、無電柱化に伴い電柱上に設置していた変圧器や開閉器を収めた配電地上機器を活用。新庁舎の開庁に合わせ、駅から庁舎に向かう公園通りの歩道上にサイネージ4台を設置し、実証実験を行う。
パナソニックと東電PGが共同で企画・開発する、配電地上機器専用のデジタルサイネージ「ストリートサイネージ」を採用し、画面上で区政情報やプロモーション動画、災害発生時に必要な情報を配信・表示する。
ストリートサイネージは現在、港区と組みJR田町駅前でも昨年4月から実証実験を展開。区政情報や広報動画などに加え、今年1月には地元の民間企業・団体などの商業広告の配信を始めた。歩道上に連なるデジタルサイネージによる情報発信サービスの有用性を高める狙いで、今後はIoTセンサーなどと連携することで街の状況に応じた情報発信なども視野に入れる。
配信時間は5時~24時。12月31日まで。