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サンロッカーズ渋谷、北海道に競り勝つ ベンドラメ礼生選手はシーズンハイの26点

シーズンハイとなる26点をマークしたベンドラメ礼生選手

シーズンハイとなる26点をマークしたベンドラメ礼生選手

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 Bリーグ・サンロッカーズ渋谷(以下、SR渋谷)が1月16日、墨田区総合体育館でレバンガ北海道(同、北海道)と戦った。観客数は1824人。

得意の3Pなどで11点を挙げた長谷川智也選手

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 チームを引っ張るエースのベンドラメ礼生選手がシーズンハイとなる26点をマークしたこの日。今月10日に天皇杯(オールジャパン)の試合があったこともあり「きつかった」という立ち上がりはリングに嫌われるシュートも目立ったが、スチール(ボールを奪うプレー)からのレイアップで初の得点を挙げると、第2クオーター(Q)には持ち前のアグレッシブさでリングにアタックしていく。第3Qには「練習からシュートタッチが良かったので入ると思った」というロングレンジの3ポイント(P)シュートを沈めると、満足気な表情も見られた。最終Qも勢いは衰えず10点を量産する活躍を見せた。

 ベンドラメ選手は「相手がピック(スクリーン)への対応があまりよくない印象だったので、ウィークポイントを上手く突けた」と手応えをうかがわせた。

 今年初のホーム戦となったこの日。序盤から拮抗(きっこう)した展開となる中、第1Qからスチール4本と好守からの得点が見られたSR渋谷。第1Q終盤にリバウンドからの速攻でPを決めた長谷川智也選手が第2Q序盤にも連続で3Pを沈めると、その3本をアシストした広瀬健太選手もガッツポーズを見せ喜んだ。

 シーソーゲームとなった第3Q終盤には、広瀬選手のスチールから長谷川選手がレイアップを決めると、「ここで決めたらチームが勢いに乗る」とベンドラメ選手がリバウンドからの速攻を決めた。その勢いのまま、最終Q開始直後は3連続得点で9点のリードを奪うも、ゾーンディフェンスに対し外角のシュートを決められるなど、中盤で1点差まで詰め寄られた。それでも「外はやられてもいい。想定内だったので慌ててはいなかった」(伊佐勉ヘッドコーチ)SR渋谷は、ファイ・サンバ選手を投入し身長2メートルを超す3人を起用したゾーンでリバウンドを強化すると、北海道の得点を抑えることに成功。85-80で勝利を収めた。

 北海道は同じ東地区のチームであることなどから「(今日は)本当に勝ちたかった」という長谷川選手。久々に20分以上出場を果たし「すごく疲れている」と冗談めかしながら、2桁得点に「何かでチームの雰囲気を変えたいと思っていたので、それがシュートでよかった」と胸をなで下ろし、「試合にでたらやる、という意思表明になったのでは」と手応えを伺わせた。

 長谷川選手はベンチでも一際大きな声を出しチームを鼓舞していることもあり、試合後はいつも声が枯れている。ベンチでは体をアクションで会場を盛り上げているが、「あれは基本的にスクワットをしている。そこにひーさー(山内盛久選手)がのってきて一つのネタになっているが、体を温めている」と言う。「そこも見てもらいたい所でもあるし、そういう姿をきっかけに試合を見に来てくれる人も増えたらと思うので、空気を読みながらやっていきたい」と笑顔を見せる。

 得点は1点ながらスチール4本など存在感を見せた広瀬選手は「ディフェンスへの意識は今日に限ったことではなく、常にそっちのマインドに持っていけるようにしている。今日は目に見える形で結果に出たのかな」と話す。アシスト5本中4本が長谷川選手へのアシストとなったが「彼は僕からのパスでシュートを決めることが多い。得点の半分は僕からのパス」と笑った。

 SR渋谷は今月23日にアウェーで栃木ブレックスと戦った後、27日・28日にホーム青山学院記念館(渋谷区渋谷4)で滋賀レイクスターズと戦う。

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