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サンロッカーズ渋谷、「天皇杯」準々決勝敗退 盛實海翔選手は初得点

ダンク2本を含む24得点リバウンド14本と活躍したライアン・ケリー選手

ダンク2本を含む24得点リバウンド14本と活躍したライアン・ケリー選手

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 サンロッカーズ渋谷(以下、SR渋谷)が1月10日、「第94回天皇杯・第85回皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権大会(オールジャパン)」準々決勝で栃木ブレックス(同、栃木)と戦った。会場はさいたまスーパーアリーナ8さいたま市)。

得意のドライブで攻め込んだベンドラメ礼生選手

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 男子はプロバスケットボール「Bリーグ」や大学、社会人チームなどの65チームがトーナメント形式で戦い優勝を決める同大会。SR渋谷は2次ラウンドから出場し、ファイサンズ岡山、名古屋ダイヤモンドドルフィンズを下し、ファイナルラウンドに駒を進めた。

 初戦の相手は、Bリーグで同じ東地区に属する栃木。第1クオーター(Q)から一時10点差を付けられる展開となるも、広瀬健太選手が長谷川智也選手の3ポイント(P)をノールックパスでアシストしたり、スチール(ボールを奪うプレー)からレイアップを決めたりチームを引っ張る。広瀬選手は、第2Qにはステップバック(一歩下がってからの)シュートを決める場面も見られた。この日は、特別指定選手として昨年末入団した盛實海翔選手(専修大)もベンチ入りを果たした。「出るチャンスはある。出たらシュートを打とうと決めていた」盛實選手は第2Q終盤に出場チャンスを得ると、山内盛久選手からのアシストでワイドオープンとなった3Pを決め切り、入団後初得点を挙げた。

 5点差で迎えた後半序盤、ライアン・ケリー選手がリバウンドをワンハンドダンクで押し込む豪快なプレーで盛り上がりを見せたSR渋谷。ベンドラメ礼生選手が得意のドライブ(ドリブルでゴールに攻め込むプレー)で一時逆転に成功するも、リードを奪うことができず6点差で最終Qに突入。開始早々にケリー選手が得点を挙げ点差を詰めるも、栃木の強みであるリバウンドが光り、2桁リードを許してしまう。ベンドラメ選手のドライブ、ロバート・サクレ選手の1対1、ケリー選手のダンクなどで粘りを見せるも及ばず、71対77で敗れた。

 SR渋谷はこの日、試合直前に伊佐勉ヘッドコーチがインフルエンザにより指揮が執れないことが発表され、カイル・ベイリーアシスタントコーチが指揮代行を務めた。広瀬健太選手は「トラブルもあったが、やってきたことは出せたとは思う」と振り返りつつ、「試合の出だしがいつも弱く入ってしまうことある。強くできればよかった。(Bリーグの)リーグ戦と一緒で、いいところまでいくが勝ち切れないゲームだった」と肩を落とした。

 盛實選手は「(打った感触も)結構いい感じだった。決められてうれしかった」と自身のシュートを振り返り、「展開の中で試合に出られたのは、使えると思われていることなのでよかった」と手応えを伺わせた。

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